- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府舞鶴市
- 広報紙名 : 広報まいづる 2025年3月号 Vol.1069
■地域医療シンポジウム〜次世代につなぐ安心安全な医療提供体制を目指して〜を開催
◇市民へ現状を伝える
今後、より具体的な検討を進めるにあたり、5つの再編・統合パターンに至った経過を皆さんへ説明し、検討段階にある今後の医療提供体制のあるべき姿についての意見などを聴取するため、1月26日に地域医療シンポジウムを開催しました。
◇京都府立医科大学学長からの提言
京都府立医科大学の夜久均学長による基調講演では、全国的な人口減少や少子高齢化に伴う医療需要や疾病構造の変化などが説明され、医療資源が分散している舞鶴市の現状を踏まえつつ、地域完結型の医療体制を実現するためには公的病院を集約し、医療資源を集中させることが必要であるとの考えを示されました。
◇市民とともに
その後、市長から、最適化検討会議として公的病院の再編・統合が必要との考えに至った経過を説明し、病院長などからも、想定される再編・統合パターンに対する見解が述べられました。
来場者アンケートの結果では、多くの人が再編・統合の必要性に理解を示していることが分かりました。これまで、最適化検討会議は、各病院の診療情報や経営情報を取り扱うことから、非公開で議論を進めてきましたが、地域医療に対する市民の関心が高いことから、議論の概要を市ホームページで掲載するなど積極的な情報発信を行っています。シンポジウムの詳細は市ホームページに掲載しています。下コードからアクセス可。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。
◇シンポジウムのアンケート結果
(回答者:199名/261名、回答率:76.2%)
◇理解を示す代表的な意見
・人口減少や医療人材不足などを考えると、病院の再編・統合は欠かせない。医師や看護師ともに疲弊している。
・キャリアや働き方の面で、医師・看護師にも魅力ある病院でなければ、患者も満足できない。
・ぜひスピード感を持って再編・統合を進めてほしい。
・救急医療体制では、専門医不足が大きな課題である。市外へ搬送することなく、市内で完結できる体制が求められる。
・地域医療の課題や現状を知り、視野が広がった。将来の地域医療について深く考えていきたい。
◇理解できないとする代表的な意見
・病院の再編・統合の検討に時間がかかりすぎている。迅速な対応を。
・具体的なビジョンが見えない。早期に具体的な方向性を示してほしい。
・通院のアクセス面や高齢者への配慮もしてほしい。
■今後の取り組み
2月21日に、市長と公的4病院長との間で「舞鶴市における持続可能な医療提供体制の実現に向けた協議開始に係る基本合意書」を締結しました。これに基づき、設置母体が異なる4つの公的病院の再編・統合に向けた具体的な取り組みを進めていきます。
また病院、病院本部、大学、行政など、医療に関わる関係機関は多くあることから、それぞれの立場や利害に配慮をしながら、スピード感を持って検討を進めていきます。
10年後、20年後の未来でも、安心して医療を受けられる医療提供体制を構築し、次世代へつないでいくため、関係機関と密に連携し、積極的に取り組んでいきます。
担当:地域医療課