- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府舞鶴市
- 広報紙名 : 広報まいづる 2025年9月号 Vol.1075
京都府では、農漁村での地域の担い手を確保するため、移住を積極的に取り組む地域を「移住促進特別区域」に指定しています。
舞鶴市においても、今年3月に指定を受けた四所地区を含む計5地区が指定を受けており、空き家情報バンク制度を通じて、移住者や空き家の所有者を支援しています。該当地区で空き家があれば、ぜひ空き家情報バンクへの登録を検討してください。
・舞鶴市の移住促進特別区域
※詳細は本紙をご覧下さい。
■『空き家』と『移住者』をマッチング
■移住促進特別区域への移住者と自治会にインタビュー
◇移住者
以前から田舎暮らしに憧れていて、大阪府から移住してきました。空き家情報バンクに登録されているさまざまな物件から、地域の人との面談などを受けた上で「ここに住みたい」と決めました。家は比較的きれいな状態でしたが、縁側の雨漏りや畳などの修繕が必要でしたので、住宅のリフォーム補助金がとてもありがたかったです。地域の皆さんから「若い人が増えて良かった」と言っていただき、地域の一員になれたことを実感しています。近所の人から旬の野菜や魚をいただく機会も多く、移住してから魚をさばけるようになりました。子どもも都会にいた頃は家の中で遊ぶことが多かったのですが、今では自然の中で元気に遊ぶようになり、舞鶴での生活が充実しています。
《移住2年目》
井上さん一家
◇自治会
私たちの地域は、以前から空き家が増え、家屋の倒壊や放置された果樹が野生動物を呼び寄せる原因になるなど、近隣住宅への影響が懸念されていました。この状況を変えたいと思い、4年前から空き家情報バンクへの登録を進めています。空き家の所有者に連絡を取ると、多くの人が空き家情報バンクの趣旨に理解を示してくれ、物件の登録を行いました。井上さんをはじめ移住者を迎えたことで、家屋が適切に管理されるようになり、安心しています。移住者を受け入れることは、空き家問題を解決するだけではありません。新しい住民が増えることで地域に活気が戻り、若い世代が増えて、地域全体が明るくなっています。
女布自治会会長
竹原 源樹さん