くらし 特集 その119番通報は緊急ですか? 命をつなぐ119(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府久御山町
- 広報紙名 : まちの総合情報紙 広報くみやま 令和7年3月1日号 No.1162
◆一刻を争う命がある 救える命を救うために
▽1秒でも早く到着できるように
「火事ですか?救急ですか?」消防本部の指令室では、24時間365日、すぐに出動できるように消防職員が待機しています。
約8分、これは通報を受けてから現地に消防車・救急車が到着するまでの時間です。
本当に必要な人のもとに1秒でも早く到着できるよう、119番通報について考えてみませんか。
▽救急要請は増加傾向
令和6年の救急出動件数は、1248件で、令和2年と比べると約10パーセント増加しています。救急出動件数は、近年増加傾向にある一方、搬送された人の傷病の程度は、半数以上が軽傷の人です。救急隊員は、いつでも出動できるように準備していますが、同時に出動できる救急車の台数や受入れられる医療機関には限りがあります。
中には症状に緊急性がなくても、「交通手段がなかった」「早く診察してもらえるから」「どこの病院にいけばいいかわからない」などの救急要請もあります。
限りある救急車を活用できるよう、本当に救急車が必要かどうか考えてみてください。
▽迷ったときは#7119
しかし、命に関わる病状なのに救急車を呼ばなかったり、判断に迷ったりして処置が遅れては取り返しがつきません。
救急車が必要かどうか判断に迷ったときは、救急安心センターきょうと「#7119」で電話相談ができます。24時間365日、看護師から受診の必要性や対処方法などの適切な助言、医療機関の案内を受けることができますので、不安なときは、「#7119」を利用してください。
《救急出動件数(久御山町)》
全国の救急要請は増加傾向にあり、令和5年の救急出動件数は763万7,967件で、集計以来最多となりました。
久御山町では近年は大きな増加とはなっていませんが、増加傾向となっています。
《救急搬者の傷病の程度(令和5年度、久御山町)》
救急搬送された人のうち、初診医師により入院を要しない軽傷と判断された人の割合は約60パーセントで、その日のうちに帰宅する人が大半を占めています。
◆救急車が必要か迷ったときは
▽救急安心センターきょうと
【電話】#7119 または【電話】0570-00-7119
24時間365日対応
看護師がアドバイス 医療機関も案内 全年齢で相談可
▽小児の急な病気やけがの相談
【電話】#8000 または【電話】075-661-5596
対象:府内在住の15歳未満の子どもや家族
相談時間:午後7時~翌朝8時(土曜日は午後3時~翌朝8時)
小児科医・看護師が対応 育児相談も可