- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市城東区
- 広報紙名 : ふれあい城東 令和7年9月号
◆ネクスタ株式会社
7月28日(月)訪問
これからの社会に不可欠なSDGsの取組み。城東区内にある企業を訪問し、お話を伺っていきます。
今回は、城東区今福西に本社を構えるネクスタ株式会社を訪問し、代表取締役社長の鳥山浩司(とりやまこうじ)様と開発部マネージャーの一ノ瀬浩史(いちのせひろし)様、総務部マネージャーの丸尾美代子(まるおみよこ)様にお話を伺いました。
ネクスタ株式会社は、創業者である渡辺泰造(わたなべたいぞう)氏が偶然目にした手貼りの紙袋に新しい事業の可能性を見出し、明治45(1912)年に前身となる渡辺製袋所を創業し、紙袋の手貼加工を開始。それ以来、包装を主に手掛けられる、100年以上の歴史を誇る会社です。
ネクスタ株式会社では、「環境」をキーワードに、包装で培ったノウハウを「暮らしの中で役立てる」という観点から商品開発をされています。その代表的な商品である「ごみっこポイ」は、多くの方がご存じではないかと思います。使用されている素材のワリフ(ポリエチレン不織布)は主に農産物等の包装に使用されていますが、耐久性が高く・水切れが良いという特性に着目し、昭和54(1979)年にこの台所用水切り袋が誕生しました。この商品は、生ごみの下水への流出を防ぎ、水質浄化や地球環境の保全に貢献したと評価され、ネクスタ株式会社で初めてエコマークの認証を取得したそうです。
以降、時代のニーズに応えながら、より環境中で分解されやすい素材を取り入れるなど、環境や人に配慮した商品開発に努めておられます。
今後についてお伺いすると「100年以上に渡り、手提げ袋をはじめとする“物を包む”事業を大切に続けてきました。これからは“安全に”物を包むという視点のもと、国内生産にこだわった商品開発を続けていきたい。」とおっしゃられました。
これからも、培われたノウハウを活かしながら、これまでになかった商品を生み出してこられた姿勢を大切に、環境や人に優しく、暮らしの中で役立つものづくりを続けられることを願っています。
[城東区×SDGs]
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8.働きがいも、経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう