イベント 〔大阪・関西万博まで100日〕4月13日(日)~10月13日(月) 夢洲で開催(2)

■未来の社会 見に行こう
◇自動運転バス登場、空飛ぶクルマ体験も
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開かれる大阪・関西万博。夢キタ万博2024でも一足先に、未来社会を想像させる展示がありました。その一つ、万博の輸送を担う自動運転EVバスは、衛星からの信号でバスの位置を特定し、センサーやカメラで周囲の状況を判断しながら走行する仕組み。昨年11月から運転手が添乗しての運行が始まっており、将来の無人運行をめざしています。
さらに、万博でデモ飛行が予定されている空飛ぶクルマをバーチャル体験するコーナーや、自分のアバターを作って未来の都市生活を体験できる大阪ヘルスケアパビリオンのPRブースも登場。ステージでは万博入場券争奪の「万博○☓クイズ」が催され、家族連れなどでにぎわいました。

◇防災体験や、くらしを支える車も登場
未来を考えるうえで避けて通れない防災。起震車による地震体験をはじめ、がれきの中をのぞくことができるファイバースコープ体験、担架によるけが人の搬送、炊き出しなど、被災を想定した具体的な体験が用意されました。また、災害現場でも走れる高性能救助車、電気の工事・点検のための高所作業車、白バイ、青バイなど、くらしを支える車も多数展示されました。

◇「国・地域」をテーマにデザイン
40階の空中庭園展望台では、中学生によるファッションショー「SDGs Global Styling Fashion Show」が華やかに開催され、北稜・天満・大淀・中之島の各中学校から45名が参加しました。
多くの観客が見守る中、ライトアップされたランウェイをさっそうと歩く中学生が身にまとうのは、自らデザインし、リメイク・スタイリングした衣装です。6つのチームに分かれ、テーマである世界の様々な「国・地域」の要素を取り入れながら製作しました。
衣装製作の前に生徒たちは、大阪・関西万博が達成への貢献をめざす「持続可能な開発目標(SDGs)」を考える機会として、大量生産・大量消費、大量廃棄により環境負荷が非常に大きいと指摘されるファッション産業の現状と、今後めざしていくサステナブルなファッションへの取組などを学びました。その後、古着リサイクル工場を見学し、隣接する古着販売店の商品の中から、製作したい衣装の素材となる古着をいただいてリメイクしました。生徒たちによるファッションショーステージの飾り付けにも、古着が使われています。
衣装製作からショー出演まで、様々な経験を通して大きく成長した中学生の姿が見られたファッションショーでした。

夢キタ万博2024の様子は、北区役所公式YouTubeチャンネルでもご覧いただけます
【HP】https://www.youtube.com/channel/UCebYCb4ZxUCazJCt-cVkKKw

※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。