- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市北区
- 広報紙名 : わがまち北区 令和7年1月号
■あなたの未来 見えるかな
◆夢キタ万博2024
◇手仕事、IT、鑑識…幅広い職業を体験
教育、福祉、防災など幅広い分野で北区が進めてきた官民連携を、子どもたちの夢づくりに活かそうと企画された夢キタ万博。小学校高学年から高校生を対象にした職業体験「KITAKU WORK WORK EXPO 2024」には、北区と連携する企業や団体、専門学校などが50を超えるパビリオンを出展しました。VTuberやドローンなどの先端技術、木彫、花火玉作りといった職人の技、商品を引き立てるPOP作りやアパレル店で服を畳む身近な仕事、刑事ドラマで見た鑑識場面の再現など、幅広い体験が用意されました。
◇スマホ教室に向けた事前研修も
大淀中学校1年の山田愛奈さんは美容の仕事に興味があり、ハンドマッサージを体験しました。2人ペアでマッサージをしたり、してもらったり。「力加減がすごく難しかったけど、マッサージしてもらった方の手は、肌の色が明るくなりました。オイルの香りによって、すっきりするとか、リラックスするとか効果が違うというのも面白く、もっと知りたいと思いました」
スマホ教室での講師補助を体験した北稜中学校1年の寺澤安緒さんは、「学校でも友だちに勉強を教えたりするのが好きなので、この体験を選びました」と話し、事前研修を受けて本番に備えました。「高齢の方に伝える時には、“タップ”という言葉は使わず、“ここを押して”と言った方が分かりやすいなど、研修で学んだことが役に立ちました。QRコード(※)の読み取り方を説明したら、できるようになって喜ばれました」
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です
◇実物大の「はやぶさ2」が登場
会場には、小惑星リュウグウから試料を持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ2」の実物大模型も登場。ロケットなどに使われるカーボン複合材を持ち上げる体験や、繊細さゆえに手作業で行う宇宙関連部品のはんだ付け体験もありました。
星槎国際高校3年の片山暁登さんは、カーボン複合材の大きな板が「めっちゃ軽かった」とびっくり。宇宙に特別な興味はありませんでしたが、「実際に働いている人の話を聞いてみないとわからないことが多い。もっとこういう機会があれば、いろんな仕事を知れて、自分に合った仕事を見つけられると思う」と話しました。
企業が体験参加者から助言や提案を受ける「リバースメンター」のコーナーも設けられました。自社が開発した商品を試食してもらってアンケートを取ったり、万博を想定したユニフォーム案に意見を求めたり。事前の申込みに応募した参加者たちの関心は高く、鋭い意見が飛び交いました。
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。