くらし 市長のいけだDiary

池田市長 瀧澤 智子

「餃子のような小さな幸せってあるやろ?」この言葉にその場にいた一同の動きが止まり頭の中は「???」となったわけですが、その意味を聞いて納得。手作りの餃子を作る際に皮と中に包む餡(あん)の量がピタリと合ったときに小さな幸せを感じるという話でした。確かに餃子の皮と餡、それぞれちょうど終わったときはうれしいですよね。餃子作りは、良い完結に向けてラスト10個あたりからなんとなくの調整を始めますが、それでも皮だけが余りがちな私は皮を使ったレシピを検索して消費を心がけることがあります。偶然、遭遇したレシピがおいしいものだったら、それにも小さな幸せを感じます。
きれいな景色や花、穏やかな時間、おみそ汁の味が一発で決まった、などこんな小さな幸せが私には明日への活力になっているような気がします。
毎日は同じようで違います。感情も含めて変化の日々です。仕事をしていれば…生活していれば…生きていれば…いいことばかりではありません。嫌だなと思うこと、しんどいと思うこともあります。それでも前を向いていくためには、自分自身の捉え方も大切だと思っています。思わず飲み物をこぼしてしまったとき(実際に今朝の私の光景です)、拭いたり洗濯したりなどの手間もかかるわけでネガティブな気持ちになりそうですが、そこで一呼吸。「やけどをしなくて良かった、ラッキー!」と半ば無理やりに意識を持っていきます。
先日、市役所の職員と事務的な作業について話しているとき、ツールの新たな活用方法を教えてもらう機会がありました。私は便利な機能に気が付かずに約1年経過。そんなアホな。そんなときも「この機会がないとこれからもずっと知らないままだった!」とポジティブ脳を発動させました。何でも自分次第。私がこのような気持ちで仕事や生活、大げさかもしれませんが人生を送っていることで、周りの人の気持ちを少しでも和らげることができたらとも思います。
皆さんにとって小さな幸せとは何ですか?そういえば最近、手作り餃子って作っていないなぁ。