子育て 【クローズアップ1】地域で育む子どもの未来(3)

■Q and A ーCSの活動への疑問を解消ー
CSの活動について普段感じていることや活動に対する思い、良かったことなどを聞いてみました

▽Question1
やってみたいけど何ができるか不安です

A.まずは現場を見てみましょう
CSの活動に参加して感じたのは「やってみると意外とできる」ということ。習字などしばらくやっていないことでも、まずはやってみようという姿勢で臨んでいます。不安な気持ちは、現場を見ることで解消されますよ。私は友達と一緒に見学して、そこに知ってる人もいたので始めてみようと一歩踏み出せました。
学校応援団のメンバーでメンコなど昔遊びを教えてくれる人がいるんです。面白いことを教えてくれるヒーローのような存在になっていて、学校って地域の人の活躍の場にもなるんですよね。

A.自分の好きなことでチャレンジ
CSの活動は自分の好きなことや得意なことを生かせる場でもあります。活動自体を楽しめますし、子どもたちの視野が広がったり、新しいことに興味を持ったりするきっかけになるかも。活動に参加して楽しさを知ってもらいたいですね。

A.特別な資格は必要ありません
先生という教育のプロがいる中で、素人の私に何ができるのって思うことはありました。でも地域の人が入ることで学校ができることが増えたと実感していますし、子どもにとってプラスになることが多いです。特別な資格は必要なくて、自分ができることを生かして子どもに何か伝えたい、という気持ちがあれば大丈夫ですよ。

▽Question2
自分自身にとって良かったことはありますか?

A.大人同士がつながるきっかけに
CSの活動に参加している人同士の交流も楽しいです。先輩ママがいたら子育ての相談ができますし、中学生の子を持つ保護者がいたら、中学校の様子を聞くこともできます。情報交換の場にもなるので、活動後のおしゃべりも楽しんでいます。地域の人同士のつながりが増えますね。
子どもが学校を卒業しても、CSの活動で保護者や地域の人との関わりを続けることができます。自分の時間も楽しむという気持ちで、少しずつ関わってくれる人が増えたらうれしいです。

▽Question3
子どもたちにどんな変化がありましたか?

A.地域の人と顔が見える関係になりました
これまで調べ学習などで地域の人との関わりはありましたが、授業は1回きりだったので、子どもたちと関係を深めるというところまではできていませんでした。
CSの活動では一つのカリキュラムで複数回携わることも。コミュニケーションの回数が増えて、地域にこんな人がいるんだ、と授業に関わる地域の人たちの人柄まで知る機会になっています。
外で会うとあいさつしてくれますし、声の掛け合いが生まれて街がにぎやかになった気がします。そんな街を子どもたち自身が作っていることがうれしいですね。

■次世代を育む学校応援団に加わってほしい
市では、目指す子ども像を「人や社会とつながり、学び続け、よりよい自分と社会を創る子ども」と設定し、教育活動を進めています。そのために、全中学校区で導入したのがコミュニティ・スクールの制度です。
地域の皆さんに学校の方針を知っていただき、共にこれからの子どもたちの未来を形作ります。学校応援団になって、これからの時代を担う子どもたちを育てていきませんか。ご興味をもっていただいた人は、お近くの小中学校にお問い合わせください。皆さんのご参加をお待ちしています。
市教育委員会 教育長 西田誠さん

問合せ:教育総務課
【電話】674-7612
(学校運営協議会については教育指導課【電話】674-7631へ)