- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府高槻市
- 広報紙名 : 広報たかつき(たかつきDAYS) 令和7年7月号 No.1448
■一人じゃなくて誰かと 介護予防はみんなで体操を
ID:019936
介護予防は一人で行うより、誰かとすることでより高い効果が得られます。今号では、介護予防にぴったりな体操を誰かと一緒にできる場を紹介します。
■健康の維持に運動習慣を
運動には体操がお勧め。その理由を長寿介護課の職員が教えてくれました。
長寿介護課 三浦茜さん
◆運動は「みんなと体操」がお勧め
健康を維持するためには運動習慣が大事。筋力トレーニングをはじめとして、有酸素運動、バランス運動、柔軟運動など多要素な運動を取り入れましょう。長く効果的に続けるためには、みんなで体操するのが一番です。
○加齢に伴い筋肉量は減少
年齢を重ねるにつれて、筋肉量は減少します。特に、下肢筋肉量の減少が顕著で、80歳時には、20歳時と比較して約30%減少します。
下肢は歩く、座る、立つなどの基本的な動作の中心となるので、筋肉量が減少すると、さまざまな体の不調を引き起こします。
年齢による筋肉量の変化
(谷本芳美他.日本老年医学会雑誌2009のデータを加工して作成)
◆お家で簡単筋力チェック
筋肉量が減少していても普段の生活では実感しづらいもの。そこで、筋力低下が原因で起こることを三つ紹介します。一つでも当てはまったら要介護予備軍。すぐに体操で筋力アップに取り組んで。
・ペットボトルが開けづらい
親指が下になるこの握り方は特に注意。筋力が低下している人に多く見られます
・つまずきやすい
平坦な道でつまずくのは足が上がっていない証拠です
・歩く速度が遅くなった
青信号の間に横断歩道を渡り切れなくなってくると、筋力低下のサインです
○元気なうちから足を鍛えて
筋力が衰え始めると、外出機会の減少や転倒・骨折のリスクの上昇などによりますます運動の機会がなくなります。筋肉量は何歳になってもトレーニング次第で維持・増加させることができるので、衰える前の60~70代から、特に足の筋力を維持できるよう、体操に取り組むことが大切です。
次ページで効果的な体操の取り組み方を紹介