くらし 減災・防災・救命の最前線へ! ~もりぐちを守るHEROES(ヒーローズ)〜(1)

守口市門真市消防組合では、市民の生命・身体・財産を火災から守るとともに、水火災や地震などの災害を防ぎ、被害を軽減する他、災害などによる傷病者の搬送を適切に行う任務を果たすため、日々訓練に励み、災害に備えています。ここでは日夜、もりぐちを守るヒーローたちを紹介します。

■消防隊
火災の消火活動がメインですが、救急・救助活動にも従事し、過酷な災害現場で活動ができるよう日々鍛錬に励み、各種災害に必要な技術や知識の習得に努めています。また、消防団員との連携強化にも力を入れており、消防団が消防隊と連携して効果的な災害対応ができるよう、訓練指導なども行っています。その他にも、立入検査をはじめ、消防訓練や各種イベントに参加し事業所・市民への広報活動も実施しています。「自助・共助」の大切さを理解し、地域一丸となることが、災害に強いまちづくりの大きな柱になります。

■救急隊
傷病者の病態の迅速な判断により適切な処置を行い、医療機関へ搬送します。救急車には救急救命士が必ず1人以上乗車し、緊急性の高い傷病者へは医師の指示の下、救急救命処置を行いながら医療機関へ搬送します。救急隊は常設隊として7隊で運用していますが、救急件数が多くなる夏・冬には増隊して対応しています。また、市民が心肺蘇生法やさまざまな応急手当を学ぶための救命講習を定期開催しています。皆さんの積極的な受講が大切な人の命を救います。

■救助隊
火災、交通事故、建物の倒壊、川での遭難などあらゆる現場に迅速に駆け付ける人命救助のスペシャリストです。「特別救助隊」と「高度救助隊」があり、「高度救助隊」は特別な訓練と装備を持ち、より困難で複雑な現場に対応できる精鋭部隊です。例えば高層ビルでの救助や、狭い空間での活動、大規模な建物の崩壊現場などで活躍します。また、大規模災害が海外で発生した際に、国の要請を受けて現地に派遣されることもあります。

■通信指令員
119番通報を受け、通報内容などから災害発生場所の特定や火災や救急などの災害の種類を決定し、消防隊や救急隊などへの出場指令を行います。また、通報者に対するLive(ライブ)119(R)などを活用した応急処置指導や、通報者から収集した情報の現場隊への提供など、現場のサポートにも努めています。
令和6年4月からは、当消防組合の高機能消防指令センターが新しくなり、新たに現場映像伝送装置や指揮本部用設備などの、最新鋭のシステムを導入し、通報受け付けから現場到着まで、迅速かつ的確な消防活動の実現に取り組んでいます。

■指揮調査隊
火災原因調査と災害現場の安全管理が主な活動で、消防隊や救助隊とともに出動します。火災現場では、消火活動は行いませんが、付近住民の避難誘導や情報収集を行い、要救助者の有無などの情報を活動中の隊員に伝えます。また、消火活動中の隊員の安全管理を行いながら、有効な放水箇所の指示なども行います。
火災が鎮火すれば、現場から火災の原因となる手がかりを探し出し、同様の火災が起こらないよう広報誌などで情報発信することで火災予防につなげています。

■人命救助の最前線「火災予防」にも努めています
火災を未然に防ぐことを目的とし、市民へ火災の恐ろしさや、備えることの重要性を理解していただくため、さまざまな方法での啓発に努めています。また建物や危険物施設への立入検査を行い、消防法令の不備がないかを確認しています。これからも、火災による死者ゼロを目標に火災予防に努めます。

■消防音楽隊
消防士で構成され、演奏を通じて公共的・社会的活動に寄与し、火災予防思想の普及宣伝を推進することをモットーに活動しています。

問合せ:守口市門真市消防組合
【電話】06-6906-1123