くらし 令和6年度消費生活相談統計

■消費生活相談統計 相談全体の傾向
令和6年度の消費生活センターにおける相談件数は、1,170件、前年度と比べると約7%の増加となりました。
苦情に関するものが9割近くを占め、最も多い相談は、「契約・解約」、次いで「販売方法」に関するものとなっています。(表1)
商品・サービス別相談件数(表2)では、「クレジットカード不正利用、不審な電話」などの商品一般に関する相談が最も多く、次いで「スマートフォン、新聞」などが多くなっています。
年齢別・販売形態別相談件数(表3)では、通信販売や訪問販売などの「特殊販売(無店舗販売)」が552件で約半分を占め、そのほとんどがインターネットを利用した「通信販売」で、全年齢層に多く見られます。
また、「訪問販売」では、高齢者に多くみられ、60歳代以上が60%を超えています。

■主な相談内容
スーパー内などの臨時店舗でのウォーターサーバーの契約や携帯ショップでの移動通信や光回線、Wi-Fi(ワイファイ)ルーターなどの契約で高齢者が理解できるような説明をしていなかったり、不要な契約を強引に勧めていたりする事例がありました。また、特定の新聞会社の代理店の強引な販売方法や公正競争規約違反の景品を渡している事案や「+」の記号が付いた国際電話番号や自動音声ガイダンスを利用して公的機関や実在する企業をかたり、個人情報や金銭をだまし取る詐欺の電話に関する相談がありました。

◇表1 相談内容別件数(複数回答)

◇表2 商品・役務別相談件数 年間相談件数1,170件

※OTA…インターネット上だけで取り引きを行う旅行会社

◇表3 年齢別販売形態件数

問合せ:
・消費生活センター【電話】06-6992-1337
・相談専用電話【電話】06-6998-3600
日時…9:00~16:30
・消費者ホットライン(土・日、祝日相談)【電話】局番なしの188
日時…10:00~12:00/13:00~16:00