くらし 戦後80年 受け継ぐ「平和」

戦後80年を迎え、戦争の記憶が人々の意識から徐々に薄れつつある今、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さについて、考えてみましょう。
※平和月間に開催するイベントは次ページを参照

◆市の主な取り組み
◇平和啓発冊子の配布
戦後40年、80年の節目に戦争体験などを綴った冊子「平和」と「ヒューマンライツナウ」を発行。最新版を同課で配布しています。

◇平和の折り鶴
毎年7月に市内公共施設に折り鶴コーナーを設置し、皆さまの協力をお願いしています。折り鶴は、広島市、長崎市へ届けているほか、市の平和公園内にも飾っています。

◇被爆樹木二世の植え付け
被爆樹木の種から育てた苗木を、市内の公共施設に植樹し、平和と命の尊さを伝えています。

◇記念碑の設置
昭和58年11月、平和都市宣言の記念碑(平和をよぶ手)を市役所玄関前に設置しました。

◆摂津市在住の方の被爆体験記(要約)
昭和20年8月6日、私は1歳4カ月で広島県三原市の叔母の家にいました。幼かった私は当時の記憶がなく、これは父から聞いた話です。
父は軍の事務をしており、原爆が落ちたその日は急いで自宅に戻りました。家はぺちゃんこで、隣人が下敷きになっていましたが、火の手が迫ってきたため、逃げざるを得ませんでした。翌日、自宅を確認すると、一面が焼け野原で隣人は骨になっていました。父は毎年8月になると、隣人の声が聞こえると言っていました。母は私が結婚して子どもが生まれるまで、放射能の影響を心配していました。幸いに孫に恵まれ、原爆の話を伝えねばと思いました。次の世代であるみなさんが、核兵器がこの世から姿を消し、二度と使用されることが無いように、非核の思いを受け継いでくれることを願っています。
摂津市在住のSさんのお話

・全文は「ヒューマンライツナウ」(下記QR)へ掲載
※QRコードは本紙をご覧ください。

・戦争体験集「平和」(復刻版)を同課で配布中

問い合わせ:人権女性政策課