- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府熊取町
- 広報紙名 : 広報くまとり 令和7年9月号 〜第892号〜
■ひまわりのように温かく寄り添う
●チームひまわり
▽支援者同士をつなぎ 認知症のある方やその家族を支える
チームひまわりは、『チームオレンジ』の中のひとつで、ボランティアの認知症サポーターが中心となり、町や関係機関と連携しながら支援するチームです。
町が開催する『認知症サポーター養成講座』や『認知症ステップアップ講座』を受講することで、チームひまわりのメンバーとして活動することができます。
▽コンセプト
ひ ひとりじゃないよ
ま まわりの人たちと
わ たすけあいの輪
り 理解ある町
▽活動内容(一部)
・認知症についての正しい知識の普及啓発
・本人やご家族の困りごと支援
・地域での見守り・声かけ
(注釈)チームひまわりのことについて
●チームひまわりの訪問を受けた方のインタビュー(加藤さん)
▽外気を吹き込んでくれる
・ご家族の声
日本画を描くことが妻の趣味でした。
認知症になった今は趣味や他の物事への関心が薄れてしまいました。
いろいろなことを忘れてしまっている今でも、夜中の一時、二時頃に目を覚まし「三人の息子のご飯の準備をして、学校へ送りださなくちゃ」と言うんですよ。
主婦業から解放されていないと思うと辛いんです。
「息子どもを立派に巣立たせて主婦業は卒業!」と毎日励ましの声を掛けています。
チームひまわりの方にこんな気持ちを聞いてもらうことができました。
チームひまわりの方々が二人きりの生活に外気を吹き込んでくれます。
●ボランティアの声(チームひまわり福井さん)
▽自分ごととして考えてほしい
熊取町介護者の会の会長として町の会議に参加する中でチームひまわりの存在を知り、誰かの役に立てればと思い参加しました。
介護士としての勤務経験や父親の介護を通して、同じ境遇の人が安心して話せる場の大切さを痛感しています。
介護保険制度が整っても、制度では埋められない『隙間』があり、その負担を家族が一人で抱えてしまうことも少なくありません。
だからこそ、誰も一人にならない場所をこの活動でつくりたいと思っています。
認知症は誰にでも起こり得るものであり、決して他人事ではありません。
自分や家族もなるかもしれないと、多くの人に『自分ごと』として考えてもらえるような活動を広げていきたいです。
■知るきっかけに チームひまわりやボランティアに興味ありませんか?
▽認知症サポーター養成講座
認知症の正しい知識の普及と認知症のある方とその家族を見守る応援者を養成する講座です。
対象:町内在住・在勤の方
日時:9月18日(木曜日)午後1時30分~3時
場所:熊取ふれあいセンター1階
内容:
・認知症ってどんな病気?
・認知症の治療と予防
・認知症の方との接し方
・サポーターの役割等について
定員:先着20人
申込方法:9月10日(水曜日)までに電話で申し込み
問い合わせ:
介護保険課【電話】452-6298
地域包括支援センターやさか【電話】453-8330