- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県相生市
- 広報紙名 : 広報あいおい 令和7年(2025年)10月号
相生市では平成18年度から4期にわたり、市民の皆様のご協力をいただきながら行財政改革を進め、安定した財政運営に努めてきましたが、人口減少や少子高齢化の進行などにより収入額は減少傾向にあります。また、物価・人件費の上昇、公共施設の老朽化への対応など様々な要因により歳出は増加傾向にあります。このように経常的な収支不足が生じ、財政調整基金(貯金)を取り崩しながら予算編成を行う危機的な状況が続いてきました。
そうした中でも、未来に向けた投資を行い、まちの賑わいを創出するため第5期の行財政健全化計画を策定し、健全な行財政運営を行うためには計画期間(令和8年度~12年度)に事業の選択などを行い、既存事業の取捨選択を行う必要があります。そのため、市民の皆様には事業選択等によりご不便やご負担をおかけしますが、共に「相生市の未来」への取組みを推進していきたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をお願いします。
【基本方針(3つの改革)】
収支均衡を目標とし、早期に実質単年度収支の黒字化を図るとともに、持続可能な行政基盤を整えるため、3つの改革を推進します。
行政改革:市民ニーズに応じた効率的な事業運営
財政改革:早期に収支改善を行い、実質単年度収支の黒字化を目指す
組織改革:働きやすく成果の出せる組織づくり
【具体的な取組み事項】
◆財政改革(短期健全化)
○早急な実質単年度収支黒字化を目指す
全ての事務事業について、「客観的な指標に基づく優先順位付け」を行い、事務事業の削減・縮小等の見直しを行うことで、令和8年度、令和9年度当初予算において、令和7年度比2億5千万円の収支改善を目指して取り組みます。
◆行政改革・組織改革(中長期健全化)
○持続可能な行政の基盤を整える
DX推進による行政サービスの向上や組織体制の向上などの改革を推進するための項目について、計画期間5年間での(1)改革目標、(2)具体的な取組内容、(3)スケジュールを明確に設定し、毎年、その進行管理を行い、健全化に向けて取り組みます。
【個別取り組み事項例】
・事業の廃止、統合、継続、延伸の検討
・施設使用料の受益者負担の定期的見直し
・効果検証による補助金の廃止、集約、統合、継続
・直営施設の運営見直し
・職員の弾力的な配置 など
市民の皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いします。
問合せ:財政課財政係
【電話】23-7127
