- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2025年6月号
マダニは大型のダニで、民家の裏山や庭、畑、あぜ道などに生息しており、但馬はマダニが多いです。マダニにかまれると日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)等に感染し、重症化することがあります。春から秋にかけてハイキングや農作業、草刈りなど、野外での活動時には注意が必要です。
マダニが吸血しやすい場所は、頭部、顔面、耳、首、上腕部、胸部、腹部、下半身です。
◆マダニから身を守る方法
◇服装は肌の露出を避ける
・長袖・長ズボンを着用(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中)
・足を完全に覆う靴を履く(サンダル等は避ける)
・ダニの付着が確認できるよう、白系の明るい色の服を着る
◇その他の方法
・地面に直接寝ころんだり、腰を下ろしたりしない
・上着や作業着は家の中に持ち込まない
・活動後はすぐに入浴し、マダニにかまれていないか確認する(特にわきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部)
・忌避剤(虫よけ剤)を活用
※マダニの付着数は減りますが、完全に防ぐわけではありません。さまざまな防護手段と組み合わせて対策を取りましょう。
◆マダニにかまれた時の対処法
・無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置(マダニの除去、洗浄等)をしてもらう。
・応急処置として、マダニの上にワセリンやハンドクリームなどを厚く塗る(30分程度でマダニが外れやすくなる場合があります)。
・かまれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱や食欲低下、嘔吐(おうと)、下痢等の症状が認められた場合は医療機関を受診する。
問合せ:健康増進課
【電話】24-1127