くらし 予算特集(1)

令和7年第1回赤穂市議会定例会において成立した、予算のあらましについてお知らせします。

■写真で見る予算
※写真は本紙またはPDF版に掲載されています。

◇妊婦支援給付金等の増額
事業費:2,840万円
国庫支出金:2,378万円
県支出金:4万円
その他特定財源:458万円
妊婦への5万円、妊娠しているこどもへの5万円に、市独自でそれぞれ1万円を上乗せして給付します。また面接による妊婦等の身体的、精神的ケアを行います。

◇学校給食費補助金の拡充
事業費:1億3,780万円
国庫支出金:1億176万円
一般財源ほか:3,604万円
学校給食費の第3子以降の完全無償化の継続に加え、全ての児童等の1学期分の一部(物価高騰分)無償化と、2・3学期分を完全無償化し、子育て世帯の経済的負担を軽減します。

◇乳幼児等医療費の無償化拡大
事業費:2億3,545万円
県支出金:4,799万円
一般財源:1億8,746万円
本年7月診療分から、所得制限無しで、高校生世代までの外来および入院に係る保険診療の自己負担額を全額助成します。

◇すこやかギフト定期便
事業費:60万円
国庫支出金:18万円
一般財源:42万円
乳幼児がいる家庭に保健師等が訪問し、育児用品を無料で定期的に配布し、悩み相談や情報提供を行います。

◇高齢者のバス運賃助成
事業費:328万円
一般財源:328万円
高齢者の外出とフレイル予防等を促進するため、満75歳以上の市民に対し、バス運賃の助成を行います。

◇Live119映像通報システム整備
事業費:370万円
国庫支出金:185万円
一般財源ほか:185万円
119番通報時に通報者と消防本部との間で音声・映像情報を共有する映像通報システムを導入し、視覚的な情報の収集や通報者への口頭指導への支援など、救護活動に役立てます。

◇火葬施設の整備
事業費:1億5,850万円
市債:1億3,950万円
一般財源:1,900万円
斎場の火葬炉設備について、令和7~9年度に全面改修し、火葬炉設備の機能向上および延命化を図ります。

◇あこう地域未来創業サポート補助
事業費:500万円
その他特定財源:500万円
市内に事業所を設置し創業等をする人の施設改修費等を支援するあこう地域未来創業サポート補助を創設し、創業者支援の充実を図ります。

■歳入
市税をはじめ一般財源収入の大きな伸びが期待できないことから、多額の基金を取り崩さざるを得ず、財政調整基金、都市施設等整備事業基金などから13億8,900万円を取り崩し財源を確保しました。

◇一般会計
歳入総額:255億9,000万円

市税の内訳
総額:83億5,100万円

年度別当初予算額と市税の推移

■歳出
限られた財源の重点的・効率的な配分により、後年度を見据えた財政健全性の確保に努めるとともに、市民に寄り添った施策を推し進め、2030赤穂市総合計画の将来像「自然と歴史に育まれ 笑顔と希望あふれる 活力のあるまち」の実現に向けた施策を総合的かつ計画的に推進するための予算編成としました。

◇目的別内訳
各行政目的別、つまり各部課ごとの仕事の内容によって分類され、これにより各部課ごとの経費の比重を知ることができます。

◇性質別内訳
経済的性質を基準として分類され、これにより経費の構造や財政体質を知ることができます。

■市債(借金)
ごみ処理施設整備事業などの投資的経費の減により、市の借金である市債発行額が減少し、令和7年度末時点の残高は、286億6,241万円となる見込みです。

■基金(貯金)
当初予算編成で13億8,900万円の財源不足に対応し、財政調整基金のほか各種基金を取崩すため、令和7年度末時点の残高は、33億4,502万円となる見込みです。