くらし 【特集】三田市の表彰(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県三田市
- 広報紙名 : 広報さんだ 令和7年7月1日号
市は、さまざまな分野で活躍された個人や団体に「三田市表彰(さつき賞)」「PILLAR(ピラー)2025さんだチャレンジャーズアワード」を贈ります。受賞者の皆さんへは、7月1日に開催する「感謝と飛躍へのつどい」で各賞を贈呈します。※関係者以外来場不可
■三田市表彰「さつき賞」
永年にわたりまちづくりや地域づくりに貢献された個人や団体の功績をたたえ表彰します。(2団体、3人)
▽さつき賞はどんな賞?
昭和55年に設けられた三田市最高位の賞で、市花さつきにちなんで名付けられました。
〔消防・防災・防犯功労〕さんだ防災リーダーの会
▽いざという時のために、日頃から備える
平成19年度に発足し、市内に設置している40カ所の防災倉庫の定期点検や市内60地区の地域版防災マップの作成支援、市や地域の防災訓練への活動支援も年間70件以上と、市が推進する防災・減災事業に17年以上パートナーとして支援・協力をしてこられました。本市の防災力向上と市民の防災力・防災意識の向上に多大な貢献をされました。
◎Interview
阪神淡路大震災の経験から、「こうしていれば」「これがあったら」を二度と繰り返さないため、講習会を開いたり、イベントで防災展示をするなど、防災意識向上に努めてきました。今では市外から講習会のオファーをいただくことも。女性会員も増えており、避難所運営など、さまざまな視点で災害対応を行えるよう活動をアップデートしていきたいです。
〔福祉功労〕話し相手ボランティア「ひだまり」
◎「ありがとう。また来てね」が活動の原動力
平成14年度に結成され、市内の高齢者や障害者などを中心に自宅や施設に訪問し、対面での話し相手となる活動に取り組まれています。昨年度は活動回数202回と、常に利用者の心に寄り添ってこられました。また、コロナ禍においても必要性・緊急性のある依頼には電話を活用し、平時と変わらず活動。市の福祉増進に大きく寄与されました。
◎Interview
理由があって外出が難しい人たちの「退屈」「寂しい」という気持ちを和らげるため、活動を続けてきました。利用者のみなさまから「いつも楽しみにしている」という声や、感謝の言葉をいただく度に「来てよかった」と感じます。また、利用者さまから貴重なお話を聞き、私たちが元気をいただくこともあります。これからも利用者さまとの信頼関係を大切に活動を続けます。
〔福祉功労〕福田恵美子(ふくだえみこ)さん=けやき台
◎大好きな「地域」に恩送り
24年の永きにわたり民生委員・児童委員として住民の相談に応じ、適切な助言や援助を行うなど、市における地域福祉の増進に寄与されました。また、三田市民生委員児童委員協議会の会長・副会長を通算12年間務められ、地域住民だけでなく、民生委員・児童委員からも厚い信頼を得ておられます。
◎Interview
「私の代わりに恩返しをしてほしい」―亡き娘からの言葉。娘に託されたこの想いから、大好きな地域のために何ができるか。私は、民生委員・児童委員を始めました。委員活動を通じて必要性を感じた「認知症カフェ」や「子育てサロン」などに尽力。24年間続けられたのは、多くの出会いや「ありがとう」の言葉に支えられたから。今後は一委員として、より地域に密着した活動で恩返しを続けます。
〔自治功労〕中井宏(なかいひろむ)さん=三田
◎地域のために何かすることが楽しくて
平成26年度から、11年の永きにわたり三田地区の大池団地自治会会長を務められ、地域住民の交流や、住民相互の連帯意識の醸成、地域福祉の向上などに貢献されました。温厚で誠実な人柄で、地域住民から厚い信頼を得ておられます。
◎Interview
前任から引継ぎ11年。掃除や鳥の巣の撤去といった小さな困りごとから、保育園で昔遊びを教えたり、小学生の登下校の見守りや毎年の夏祭りまで、さまざまなことを経験してきました。「楽しい」という気持ちと、地域の皆さんの笑顔が原動力。いつしか地域の「おっちゃん」として親しまれるようになっていました。元気である限り、これからも地域のために貢献し続けたいです。
〔自治功労〕今村進(いまむらすすむ)さん=三輪
◎住みよい「上河原区(かみかわらく)」へ奔走
平成9年度~令和6年度の間、三輪地区の上河原区区長を通算11年務められました。地域住民の交流や住民相互の連帯意識の醸成などに貢献されました。献身的に活動を展開され、地域住民から厚い信頼を得ておられます。
◎Interview
退職後、上河原区区長に就任。区の代表として行政に区の実情や要望を伝えてきました。特に、記憶に残るのは三輪地区敬老会活動に積極的に取り組むことで、たくさんの住民の方々が参加し、喜んでいただけたこと。また、区内にスーパーが出店する際には、区の窓口となり、調整役を務めました。これからも住みよいまちのために、住民の方々と力を合わせていきます。