くらし こんにちは!地域包括支援センターです

■認知症を正しく知ろう
〜9月は「認知症月間」です〜

「認知症」とは、様々な病気により、脳の神経細胞の働きが徐々に変化し、認知機能(記憶、判断能力など)が低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。誰でもなる可能性のある病気で、自分自身、家族や大切な人が認知症と診断されることは、決して珍しいことではありません。日本では、令和6年に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行され、9月を「認知症月間」と定めています。
認知機能障害は目に見えにくいので、周囲が困惑することも少なくありません。そのため、足を骨折している人に「急いで」とは言わないのに、忘れっぽい人には「さっき言ったでしょ」と言ってしまうことがよくあります。また、認知症と診断されるとすべて家族が決めてしまい、本人の意思が尊重されないこともよくみられます。周りが失敗しないように先回りして行動してしまう、それは、結果的に本人の自立の機会を奪ってしまうことになります。認知症になると、何もできなくなるのではなく、認知症になってからも自分らしく活躍することができます。それぞれが個性や能力を十分に発揮しながら、共に支えあえる地域をつくっていくことが大切です。
養父市では、月に1回認知症本人ミーティング「想いを聴いて話せる会」を開催しています。認知症や軽度認知機能障害と診断された方などが、日頃の想いや悩みを自由に話せる場です。予約は不要で、途中退席可能です。同じ病気を持つ仲間とゆっくり話してみませんか?

▽想いを聴いて話せる会
次回開催
9月23日(火・祝)
10時~11時
会場:やぶ市民交流広場中会議室

お問い合わせ:社会的処方推進課 地域包括支援センター
【電話】079-662-6141