くらし 【特集】みんなで取り組むごみの減量

■令和9年度に向けた基準値を達成
市では現在、山南地域で出たごみを丹波篠山市清掃センターで処理しています。しかし、令和9年4月からは市内すべてのごみを市クリーンセンターで処理することが決まっており、市クリーンセンター単独で安定的に処理できる基準値(安定稼働値)である1万2千880トン以下とするために、ごみ減量に関するさまざまな取組を行ってきました。
取組の結果、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えた令和2年度には1万5千143トンあった燃やすごみの量は、令和6年度には合併以降はじめて基準値を下回る、1万2千792トンとなりました。(図1参照)
しかし、災害などによる突発的な増加に対応するためにも、引き続きごみの減量が求められます。

図1:燃やすごみ量の推移

■市では燃やすごみの排出状況を確認するために毎年組成(そせい)調査(※)を行っています。令和7年度の組成調査では、「生ごみ」「紙類」「プラスチック類」が燃やすごみ全体の8割以上を占めており、その中には資源化できるごみもたくさん見られました。(図2参照)

図2:燃やすごみの組成調査結果(R7.6)

ごみの減量には、日ごろからの分別など、一人ひとりの小さな心がけが大切です。引き続き、ごみ減量の取組にご協力をお願いします。

※組成調査
家庭から排出される燃やすごみの内訳を分析する調査のこと

■毎月開催!みんなで家庭ごみ減量チャレンジ!

1日あたりのごみの排出量目標値:1人412g
8月の1日あたりのごみ排出量:1人423g(△5g)
※( )内は前月比

■ごみの減量のために家庭でできること
※〔 〕内に記載の数字は、燃やすごみ全体に占める割合です。

●point01.食品ロスを減らそう〔生ごみ31.8%〕
食品ロスとは、本来食べることができたはずなのに、賞味期限・消費期限切れや食べ残しが原因で捨てられてしまうことをいいます。次のことに注意して食品ロスを防ぎましょう。

◇必要な分だけ購入しましょう
まとめ買いなどでたくさん購入しても食べきれず、捨ててしまうこともあるのでは。家にある食材を確認するなどして、必要な分だけ購入しましょう。また、すぐに食べる場合は、商品棚の手前にある商品から選ぶ「てまえどり」を意識するのも効果的です。

◇上手に使い切りましょう
料理をする際は残っている食材から使用し、消費期限や賞味期限を確認して、使い切ることを意識しましょう。購入後は食品に記載された保存方法を確認して正しく保存しましょう。

◇消費期限と賞味期限
「消費期限」は安全に食べられる期限で、過ぎた場合、食べることは避ける必要があります。「賞味期限」はおいしさなどの品質が保たれる期限です。期限を過ぎても定められた方法で保存した場合、すぐに安全性に問題があるとは限りません。

●point02.お菓子の箱もリサイクル!正しい分別で資源化しよう〔紙類34.3%〕〔プラ類14.4%〕
◇紙製容器包装はリサイクルできます
菓子箱や包装紙、紙袋など紙製容器包装に「紙マーク」が付いているものはリサイクルできます。捨てる前に確認して、燃やすごみではなく「紙製容器包装」に分別しましょう。
ID:2819

◇プラスチックを正しく分別
令和6年4月から、燃やすごみに出していた「プラスチック製品」も「プラスチック製容器包装」と同じ袋に入れて出せるようになりました。正しく分別して資源化を心がけましょう。
ID:7042

●point03.キエーロで生ごみを減らそう〔生ごみ31.8%〕
◇キエーロで環境にやさしく生ごみ減量
生ごみ処理容器「キエーロ」は、電力を使わずに土の中のバクテリアの力で生ごみを分解することができます。夏場は5日、冬場は2週間ほどで生ごみは消えていきます。購入の際は補助金も利用できます。

◇生ごみ処理容器購入補助金
対象数:1世帯2基まで(同時申請の場合のみ)
補助金額:1基につき補助対象経費の2分の1(1,000円未満切捨、上限1万円)
受付期間:令和8年3月31日まで(補助金は今年度で最後です)

◇キエーロの使い方
(1)穴を掘って生ごみを入れる
(2)水と一緒によくかき混ぜる
(3)土をかぶせる
(4)屋根を閉めて分解を待つ
(5)バクテリアの力で生ごみが消えていく
ID:1727

問合せ:環境課(クリーンセンター内)
【電話】78-9999