- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県多可町
- 広報紙名 : 広報たか 2025年4月号
多可町長 吉田 一四
■合併以降、最大の予算額
令和7年度(2025年)の多可町当初予算は、多可町誕生以降、最大の予算額となりました。
一般会計の総額は172億9千万円と、前年度比で3.5%の増額、特別会計と合わせると、総額270億9千万円となり、総額でも前年度比で1.7%の増額となっています。
主要事業としては、統合中学校整備関連事業にかかる費用や、跡地活用事業、そして新ごみ処理施設建設事業負担金、防災行政無線設備の更新、道路などの生活基盤整備やデジタル化推進事業などがあります。
大きな予算となりますが、どの事業も町の将来に必要かつ早急な整備が求められる事業です。
特に、建設事業や解体撤去事業には国・県の補助事業を活用するとともに、有利な起債を最大限活用して、長期にわたる財政計画を立てて実施していきます。
4月3日には、多可町生涯学習まちづくりプラザ(あすみる)がオープンします。
館内には、図書館をはじめ、シェアキッチンや音楽室、学習スペースやフリールームなどを整備し、夢や希望を実現できる貸館施設としてどんどん利用していただきたいと願っています。
さらに、新規事業として、防犯カメラ設置費用を補助する「見守りカメラ購入補助」や、子どもたちの不登校やひきこもりを予防するために、医療機関と連携して療育や相談を受ける機会を確保する「療育相談事業」、乳児および2才未満の幼児の保護者等に対して、紙おむつやミルク、乳幼児用品などの育児用品の購入費用を一部助成する「すくすくたかっこ応援給付事業」などがスタートします。
私のスローガンは「住みたい町・住み続けたい町へ」です。人口減少が進む中、多可町の社会機能や地域活力を維持するためには、若い世代から愛され、選ばれる魅力的なまちづくりを進めることが重要です。
皆さんには、あらゆる行政サービスを理解いただき、生活の中で存分に活用いただく、そして行政がしっかりと事業を動かす。その中で「生きた予算」として町の成長に繋がるよう、ご協力よろしくお願いします。