くらし 障がい担当からのお知らせ ふらっと

■発達障害の理解を深めよう
毎年4月2日は世界自閉症啓発デーです。世界各地で著名な建物などを自閉症の人が好むといわれる青い光で照らすイベントが行われています。
また、毎年4月2日~8日は発達障害啓発週間です。自閉症などの発達障害について社会全体の理解を進めるため、日本各地でシンポジウムの開催や建物などのブルーライトアップなどの啓発活動が実施されています。
多可町では4月2日~8日まで、夜にベルディホールをブルーライトアップします。

◆発達障害とは
自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害で、その症状が通常低年齢で発現されるもの(発達障害者支援法より)です。

▽アスペルガー症候群
自閉症の特徴がありますが、言葉の遅れ・知的な発達の遅れはありません。

▽学習障害(LD)
「読む」「書く」「計算する」などの能力のうち、特定のものが極端に苦手ですが、知的な発達の遅れはありません。

▽注意欠陥多動性障害(AD/HD)
集中できない、じっとしていられない、衝動的な行動をする、考えるより先に動く、などが見られます。

▽自閉症(自閉症スペクトラム)とは
「自分の殻に閉じこもっている」「育て方が原因」と思われることがありますが、これは正しくありません。
脳の発達の違いから「他の人の気持ちや感情を理解すること」「言葉を適切に使うこと」「新しいことを学習すること」や、一般的な「常識」を身につけることも苦手です。このため、真面目に取り組んでいても、誤解されることがあります。
自閉症の人たちはとても「純粋」で、感じたままに話したり、行動することがあり、感覚が過敏な人、記憶が抜群な人もいます。

発達障害の人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手です。また、行動や態度は「自分勝手」「変わった人」と誤解されることもあります。誰もが幸せに暮らす社会の実現に向け、発達障害への理解を深めていきましょう。

問合せ:
福祉課【電話】32-5120
障がい者相談支援センター専用【電話】32-5180