文化 倉吉文化財さんぽ(36)宗青磁香炉(そうせいじこうろ)(A)・擬宝珠(ぎぼし)(B)

■県指定保護文化財(A工芸品)(B工芸品及び考古資料)
昭和16(1941)年に関金宿字天神原(てんじんばら)の県道常藤関金線工事で出土しました。青銅製の擬宝珠(欄干の柱の上に被せる装飾のこと)2つを合せ口にし、中に中国宋代(960~1279年)龍泉窯(りゅうせんよう)の青磁香炉が納められていました。出土の状況から、擬宝珠中に法華経を納めた経塚埋納品と推定されます。擬宝珠には「伯州瀧山寺願主(はくしゅうたきさんじがんしゅ)聖舜至徳(しとく)二年…」と1385年の紀年銘があります。また、宋青磁香炉は青磁香炉の優品としても高い価値があります。
場所:地蔵院所有、県立博物館に寄託

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