- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県江府町
- 広報紙名 : 町報こうふ 2025年3月号
この度、江尾診療所の武地幹夫医師が、日本医師会が主催する「赤ひげ大賞」の功労賞を受賞いたしました。
「赤ひげ大賞」は、日本医師会と産経新聞社が共催し、地域に密着して人々の健康を支える医師の功績を顕彰するとともに、次代の日本を支える地域医療の大切さをアピールする事業として、平成24年に創設されました。
■推薦方法
各都道府県医師会長からそれぞれ1名を推薦。選考委員(医学生含む)により決定。
■推薦基準
病気を診るだけでなく、地域に根付き、地域の「かかりつけ医」として誕生から看取りまで様々な場面で住民の疾病予防や健康の保持増進に努めている医師。
武地医師においては、平成9年4月の赴任以来、江府町だけでなく、その周辺地域の住民の健やかな生活を支えるため、奮闘していただいています。
困ったことは、「いつでも何でも相談できる診療所」として一人一人に寄り添い、「生活の安心」のよりどころとなっています。その精神は、まさに山本周五郎原作の「赤ひげ先生!」。地域医療の充実や、次世代の医療人材の育成にも寄与され、「かかりつけ医」の理想像といえます。
今後も、行政、地域の医療機関、介護福祉法人等が連携して型を成す「保健」、「医療」、「福祉」、「介護」のシステム機能構築の充実のため、可能な限り関わり続けていただけたらと思います。本当におめでとうございました。
◆(武地医師よりひとこと)
この度の受賞は、日頃から関りのある方々のご支援と、町民の皆様のご協力のおかげでいただけた栄誉と思っております。
江府町で暮らす人々の命と健康を守るキーワードは、「連携」です。入院ベッドのない江尾診療所の医療は、日野病院との連携により成り立っています。これが、江府町の医療にとっての太い命綱です。
また、超高齢化が進む中で、中山間地では「暮らしにくさ」がますます増大しています。このような状況下で医療は、地域包括センター、福祉事務所、社会福祉協議会、介護サービス提供事業者、そして役場全体との連携がますます強く求められていくと思います。
総合健康福祉センターが「連携」の要となれるよう、努力を続けてまいります。