文化 日本遺産シリーズ

■出雲國(いずものくに)たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~
地域に点在する文化や風習、文化財などを一つの「ストーリー」として文化庁が認定している日本遺産。そんな日本遺産に、この地域のたたら製鉄(日本古来の鉄づくり)に関するストーリーが「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」として認定されています。
ここでは、日本遺産の構成地域である安来市・雲南市・奥出雲町が共同して、日本遺産の構成文化財を紹介します。

◯絲原家住宅(奥出雲町)
絲原家住宅は、たたら製鉄で財をなした鉄師(てっし)頭取の住まいです。大正13(1924)年に建築された近代和風建築は、母屋ほか8棟が国登録有形文化財に登録されています。
四季折々の彩りを見せる美しい出雲流庭園は、元はたたら製鉄の原料である砂鉄を採取した場所で、江戸時代末期から築庭にかかり、約50年をかけて完成したと言われています。贅を凝らした佇まいは、松江藩主のほか与謝野晶子をはじめ、国内外の文化人も多く訪れています。

問合せ:観光振興課
【電話】0854-40-1054