くらし 〈特集〉令和7年度施政方針(1)

令和7年度施政方針「笑顔と誇りを未来へつなぐまち飯南」の実現に向けて

1月の飯南町長選挙におきまして、引き続き、町政の舵取り役を担わせていただくこととなりました。今後4年間、町民の皆様のご理解ご協力をいただきながら、職員一丸となり町政課題の解決に強い使命感を持って取り組んでいきます。
町長 塚原隆昭

■公約に掲げる5つの重点政策
(1)子どもたちの声が聞こえるまちづくり(少子化対策)
(2)安心・安全なまちづくり
(3)誇れる産業が継続できるまちづくり
(4)定住を進めるまちづくり
(5)歴史文化を感じるまちづくり
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令和7年第2回飯南町議会定例会
町長所信表明・提案理由説明要旨

■最優先課題及び重点施策

◇第3次総合振興計画の推進
計画では、まちの基本理念「小さな田舎(まち)からの生命地域宣言」のもと、目指す将来像は「笑顔と誇りを未来へつなぐまち飯南」とし、10年後も笑顔あふれるまちであるよう、豊かさの継承と創造への挑戦を目指します。計画に基づき、豊かで持続可能なまちの実現に向けて施策を進めます。

◇町内における高齢者福祉事業の維持
各介護サービス事業所の運営が困難な中、飯南町社会福祉協議会と友愛会が運営する2施設を統合することなどが方針決定されています。町としても特別養護老人ホームの建設に向けて必要な支援を検討します。建設予定地は、「医療機関に近い地域」という観点、両法人の意向も踏まえ選定し、町で用地取得と敷地造成を実施する方向です。(本紙8ページに関連記事)

◇町内小中学校の再編(教育環境基本計画の策定)
次世代を担う子どもにとっての教育環境と学校の配置や規模の方向性を示す「教育環境基本計画(素案)」を策定しました。
赤名、来島、頓原小は可能な限り存続、志々小は児童数の減少や校舎の老朽化などを考慮して、頓原小との統合を検討しています。中学校は施設、生徒数の推移、通学、コストなどから総合的に判断して令和10年度をめどに再編する方向です。
議会の意見もあり、今後保護者や地域住民、関係の皆さんと十分な意見交換を行います。

◇若者の町内定着・就労支援
移住・定住対策で人口減少を抑制するため、新たに15歳以上35歳未満の本町の出身者や、しまね留学等による飯南高校卒業生を対象に「笑顔と誇りを未来へ繋ぐいいなん暮らし応援給付事業」を創設しました。
本町に住み続け、働くきっかけとなるよう、対象者に5年間でい〜にゃんPAY50万から100万ポイントを支給します。(9ページに関連記事)

◇脱炭素社会の実現に向けた取組
「飯南町脱炭素のまち宣言」後、脱炭素社会の実現のため、豊かな自然を活かした本町にふさわしい取組を検討してきました。昨年1月に策定した「飯南町脱炭素のまち推進計画」に基づき「2050年に二酸化炭素の排出を全体として実質ゼロにすること」に向けて、まずは公共施設の脱炭素化を計画的に進めます。