- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県赤磐市
- 広報紙名 : 広報あかいわ 令和7年11月号
地域おこし協力隊は、都市地域から住民票を異動し、農林水産業への従事や住民支援などの地域協力活動をしながら、その地域への定住・定着を図る取り組みです。
今回は、8月に着任した福田隊員を紹介します。
■福田 美香 隊員
(前住地:東京都/活動場所:是里地区)
◇自己紹介
はじめまして、地域おこし協力隊に着任しました福田美香です。青森県弘前市出身です。大学進学を機に関東へ移り、建設業で勤務する傍ら、海外での就業経験や語学留学、ボランティア活動をしてきました。
◇協力隊になったきっかけ
40歳を節目に、新規就農を目的として夫の出身地である岡山県への移住を計画していました。作物はぶどうを考えていたところ、赤磐市の地域おこし協力隊の募集を知り、新規就農を考えていた私にとって良い機会になると考え、応募しました。
◇最近の活動と今後の意気込み
9月から10月は、露地ぶどう収穫の最盛期であり、吉井ぶどう生産出荷組合の生産者の人から学びながら、早朝から圃場での農作業や選果場での出荷作業を行いました。具体的には、収穫後のぶどうに傷がある場合に一粒一粒取り除いたり、重量や色、房の形ごとに仕分けたりします。それから一房ずつ袋に入れて箱詰めしています。収穫後にもこうして人の手が細やかに加わっていることに、あらためて農家さんの仕事に感謝の念を抱きました。
また、地域行事では9月に開催された「是里むら収穫祭」の支援を行いました。例年約500人が来場するとてもにぎやかなお祭りです。メインは是里ぶどうの販売で、今年は午前中で売り切れてしまうほど大盛況でした。来場者に「来てよかった」と思ってもらえる収穫祭を目指して、来年の開催をよりよくできるよう地域の人と話し合っていきたいです。
今後もさまざまな行事や日々の活動を通して、是里の皆さんとふれあい、対話を重ねていきたいと思います。その中で、地域に特化したニーズを探り、新たな活動につなげ、貢献していければと考えています。是里地区の大きな財産であるミネラルや鉄分を多く含む赤土を活かした美味しいぶどう作りは、少子高齢化と過疎化が進む中、後継者の育成が課題です。私自身、その後継者を目指す身ではありますが、同じように新規就農を目指す人たちに是里地区の魅力を知ってもらい、一人でも多くの人材を呼び込み、みんなで一緒にこの地を盛り上げていきたいです。
■ミッション
(1)ぶどう栽培・経営に関する技術などの習得
(2)赤磐市や地域おこし協力隊の情報発信
(3)地域行事や地域農業者の支援活動
問合せ:政策推進課地域創生班
【電話】955-1220