くらし 令和7年度 当初予算(1)

令和7年度当初予算は、10年間にわたる「第2期庄原市長期総合計画」の最終年度となることから、後期実施計画に掲げる事業を着実に推進し、次期計画における施策の展開につなぐとともに、最重要課題である人口減少の抑制に向けた取り組みを優先施策として位置付け、将来を展望したまちづくりを切れ目なく継続して取り組むための予算編成としました。
なお、「第2期持続可能な財政運営プラン・後期実施計画」に基づき、歳入確保および歳出削減に努めましたが、物価や労務単価の上昇が続く中、歳入歳出の収支均衡を図るため、財政調整基金から6億5,900万円の繰入金を計上しています。

[令和7年度当初予算の概要]
【HP】https://www.city.shobara.hiroshima.jp/main/government/zaisei/post_715.html
※金額は万円未満を四捨五入していますので、内訳の合計は必ずしも一致しません。
※▲はマイナスを表しています。

■予算額
会計別の令和7年度予算額および前年度予算額との比較

■予算の使途
目的別に見た市民1人に使われる市のお金(一般会計)
1人当たり:104.6万円
人口:31,092人(令和7年1月31日現在)

▽民生費
高齢者・障害者などの福祉、子育て支援などに 25.4万円

▽土木費
道路・橋の整備、公園・公営住宅の管理などに 14.9万円

▽公債費
市債(借入金)の元金と利子の返済に 14.2万円

▽総務費
自治振興、生活交通対策、戸籍事務などに 12.5万円

▽教育費
学校教育、文化・スポーツ振興などに 9.4万円

▽衛生費
医療の充実、健康診査、ごみ処理、水道事業などに 9.0万円

▽農林水産業費
新規就農者支援、農業担い手支援、森林整備などに 6.6万円

▽その他
市議会運営、商工業、観光振興、消防・防災などに 12.5万円

■予算の概要 一般会計の歳入と歳出のポイント
◆歳入
▽市税
市民税では、令和6年度税制改正における定額減税の終了に伴う個人市民税の増収に加え、賃金の上昇や景気の緩やかな回復基調が続くことを見込み、前年度比11.1%増の14億6,379万円としています。
また、固定資産税では、新築による家屋の増を見込むものの、減価償却の影響による償却資産の減などを見込み、前年度比0.2%減の19億3,252万円とし、市税全体では前年度比4.1%増の37億9,708万円を見込んでいます。

▽地方交付税
普通交付税の算定では、公債費分(市債の元利償還金)などの減額を見込む一方で、人件費の増加や物価高に対応した算定などによる増額を見込み、地方交付税全体では、前年度から5,802万円増の142億4,638万円を見込んでいます。

▽市債
第2期長期総合計画・後期実施計画に計上した各事業を実施するための財源などを合わせて、41億1,500万円を見込んでいます。
主には、道路整備事業8億7,510万円、東小学校の長寿命化事業などに係る小学校施設整備事業5億8,730万円、市道の落石対策工事などに係る災害防除事業4億8,840万円、備北地区消防組合の本部庁舎建設などに係る負担金2億6,550万円などを予定しています。

( )は前年度比

◆歳出
▽普通建設事業費
道路新設改良事業など市民の暮らしを支える生活基盤の整備や、子どもたちと多世代の集いの場整備工事に着手するほか、備北地区消防組合の本部庁舎整備に対する負担金、東小学校の長寿命化改修工事や小中学校のトイレ洋式化工事などを予定しており、前年度比12.7%増の56億5,324万円を計上しています。

▽物件費・維持補修費
小中学校で使用する教育用パソコン(タブレット端末)の更新や、定期接種に位置付けられた新型コロナウイルスワクチンおよび帯状疱疹ワクチン接種の実施のほか、市長選挙および市議会議員選挙などを予定しており、前年度比14.1%増の50億1,120万円を計上しています。

▽災害復旧事業費
令和6年豪雨災害の発生による新たな被災箇所の復旧事業費として、災害復旧事業費全体で前年度比54.1%増の9億2,553万円を計上しています。

( )は前年度比

問合せ:財政課財政係
【電話】0824-73-1129