くらし 【特集】令和7年度 施策と予算(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県東広島市
- 広報紙名 : 広報東広島 2025年4月号
■Well-beingを感じる未来都市へステップアップ
令和7年3月、本市の最上位計画である「第五次東広島市総合計画後期基本計画」を策定しました。令和7年度は、これまでのまちづくりを次なる段階へステップアップさせ、市民の皆さまが次世代への期待を抱きつつ、Well-being(幸福感)を感じられるまちとなるよう施策を推進してまいります。
具体的には、地域とともに歩む地域共生社会の実現や次世代学園都市へ向けた受け皿づくりを進めるとともに、人口偏在と生活基盤の維持、こどもまんなか社会の実現、さらには多様な人材が活躍できる環境の醸成などに取り組み、市民の皆さまお一人お一人が、Well-beingを感じられる「やさしい未来都市東広島」の実現を目指します。
東広島市長 髙垣 廣德
◆4つのテーマ+1
やさしい未来都市の実現を目指して、さらなる進化に向けた4つの包括的な施策の推進と多様な主体が活躍できる環境づくりに取り組みます
◇1 Well-beingを実感できる地域共生社会の実現
9億7,668万円
本市が目指す地域共生社会のイメージ
地域住民や地域の多様な主体が「支え手」「受け手」という関係を超えて、学び合い、支え合い、感謝し合える「シアエル関係」を築き、身体的、精神的、社会的に満たされた「健幸」な状態(Well-being)になる地域共生社会を目指します。
・孤独・孤立対策など「誰一人取り残さない」相談支援の充実
・発達障がいの初診待機期間短縮に向けた支援
・住民自治協議会や市民活動団体への活動支援
・地域の学びの推進体制強化
◇2 次世代学園都市の実現
8億7,265万円
Town and Gownの取り組みを進め、産学官民が共創した新しいまちづくりを推進します。地域課題解決のアイデアを社会実装する前の実証実験や、産業団地整備に向けた調査検討を行います。
・脱炭素先行地域におけるカーボンニュートラルの促進
・広島大学スマートシティ共創コンソーシアムとの連携
・吉川地区を中心とした先端産業集積エリアにおける開発の推進
・自動運転・隊列走行BRTの導入検討
◇3 多様な主体と地域資源を活かした人口減少地域総合対策
8億7,181万円
人口減少地域を対象に、「地域特性を活かしたまちづくり」「地域内経済循環の拡大」「人口の流出抑制・流入促進」の3つの視点で事業を推進することで、地域の活力維持に取り組みます。
・空き家対策の充実
・東広島こい地鶏など農林水産物のブランド化の推進
・移住者等創業および事業承継支援
・子育て世代をターゲットとしたおためし移住の実施
◇4 子どもの健やかな成長のための環境づくり
103億8,297万円
「こどもまんなか社会」の実現を目指し、子どもの視点に立って、安心して子どもを産み育てられる環境整備や、仕事と子育てを両立するための支援の充実など、地域全体で子どもを育むための環境づくりに取り組みます。
・小児科新規開業医療機関への支援
・保育士確保と保育士の負担軽減による保育サービスの充実
・寺西保育所・原保育所の移転建て替えの推進
・不登校等児童生徒への支援の拡充
◇+1 選ばれるまちに向けた多様な主体が活躍できる環境づくり
2,139万円
女性や若者、外国人など多様な主体が個性と能力を十分に発揮し、活躍できる環境の醸成に取り組みます。
・女性活躍に向けた地域や職場のリーダー養成講座やシンポジウムの開催
・外国人市民向け防災啓発講座の開催
問合せ:財政課
【電話】082-420-0918