- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県安芸高田市
- 広報紙名 : 広報あきたかた 令和6年12月号
■中学生が世界に踏み出す一歩を応援!
今年、市内中学校の生徒会役員6人がオーストラリアに短期留学を行う「次世代リーダー育成事業」を初めて実施。わずか10日間ですが、一回り大きく成長して帰ってきてくれました。
◇次世代リーダー育成事業
場所:オーストラリア・メルボルン郊外
日程:8月6日(火)~15日(木)の10日間
市からの補助:全額(約72万円/1人)
※個人的な費用は除く
「次世代リーダー育成事業」を通じて目指すのは、地域や国にとらわれずに活躍できる人材の育成と、生徒会活動のさらなる発展です。今回の留学で異国の文化や歴史、多様な価値観に触れたことは、問題解決能力やリーダーシップを発揮する上で、かけがえのない経験となりました。生徒会活動において、生徒主導の活発な取り組みが行われることで、次世代のリーダーとしての基盤が築かれることを期待します。
◇オーストラリア短期留学で生徒たちが学んだand感じたこと
・吉田中3年 岩田 七星さん
得意の英語が現地では全く通じず、力不足を痛感しました。これを糧に、実用的な英語スキルを身に付ける勉強をしたいです。また実習授業の最終日に、現地の学生の前で実習成果を発表するコンテストがあり、そこでベストコメディアン賞を受賞できたことは一生忘れられない思い出です。
・八千代中3年/浅枝 美羽さん
現地の方々の心の温かさが印象に残っています。言語が通じなくても、身ぶりや表情で意思疎通ができ、人前で話すことへの考え方を変えるきっかけになりました。この貴重な経験を、学校全体に還元したいと思います。
・向原中3年/小路 由乃さん
一番心に残っているのは、ホストファミリーの方が私とルームメイトを買い物に連れて行き、「あとは自分たちで家まで帰ってね」と言い残して帰ったこと。トラブルに遭いながらも、協力して家に帰ることができました。他人に道を聞くなど、異国の地でも勇気を出して人に頼ることの大切さを学びました。
・高宮中3年/佐々木 悠斗さん
これまで自分の自己表現力不足を課題に感じていました。しかし、現地の大学での授業で、英語でコミュニケーションを取らなければならない状況があり、その経験を通じて少し課題を克服できたと感じています。
・甲田中3年/野田 心春さん
成果発表のコンテストで、現地の生徒と一緒に音楽発表をしました。仲間から借りたギターで演奏し、多くの人に喜んでもらえたのがうれしかったです。音楽には国を越えて心を通わせる力があることや、挑戦することの大切さが学べました。
・美土里中3年/朧 寧々さん
言葉が通じない環境で出会った仲間と交流し、協力し合えた刺激的な6日間でした。今回の経験で、自分の世界観や視野が大きく広がったと感じています。この経験を、在校生の皆さんにしっかりと還元したいです。
問合せ:学校教育課 学校教育指導係
【電話・お太助フォン】42-5628