しごと 思いを引き継ぐバトンタッチ”事業継承”

事業承継の大切さを伝えたい!
地域おこし協力隊 岡本 康太郎

■第2回 ある町の「パン屋さん」が閉じた日
毎朝、町に漂っていた焼きたてパンの香り。それが、ある日ふと、消えました。
40年にわたって親しまれてきた小さなパン屋が、先月ひっそりと店を閉じたのです。
「子どもがあそこのクリームパンの大ファンでね」
「入学式の朝、ここの食パンでサンドイッチを作ったんですよ」
そんな思い出を語り合いながら、町の人たちは閉店を惜しみました。
実は店主も、簡単に店を閉めたわけではありません。
「本当は誰かに継いでもらいたかった。でも、それを言い出せなかったんです」。
誰かに相談できる場所があること。継ぎたいと手を挙げる人が見えること。そうした仕組みがもっと身近にあれば、町の宝物が静かに消えていくことは、少しずつ減っていくのかもしれません。
あのパンの香りは、もう町にはありません。でも、私たちにできることは、きっとまだあるはずです。

問合せ:商工観光課 商工係
【電話・お太助フォン】47-4024