- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県安芸高田市
- 広報紙名 : 広報あきたかた 令和7年10月号
■大阪・関西万博で安芸高田神楽を披露
こんにちは。市長の藤本悦志です。
今年は大阪・関西万博での神楽の出演に向けてさまざまな取り組みを進めてきました。
1月に市内22の神楽団の中から団員を選抜し、20人のメンバーによる合同神楽団を結成。万博という世界的なイベントで神楽を披露するという大きな挑戦が始まりました。
5月には合同神楽団と吉田高校神楽部が、初めて万博の会場で神楽を披露する機会を頂きました。神楽部の皆さんにとっては、大舞台での公演が大きな自信につながったのではないかと思います。
そして迎えた7月28日(月)、29日(火)の万博「LOCALJAPAN展」。安芸高田神楽を代表する演目「紅葉狩」「八岐大蛇」の2演目を披露しました。約半年間にも及ぶ練習の成果が結実した一糸乱れぬ演舞に、観客の視線がくぎ付けになっていました。公演終了後には会場から割れんばかりの拍手が沸き起こり、安芸高田市の神楽の素晴らしさが多くの人々の心に響いたのだと大きな誇りを感じたところです。
さらに今回の「LOCALJAPAN展」では徳島市の「阿波おどり」との特別なコラボレーションも披露されました。地域の垣根を超え、異なる芸能と共に一つの舞台を創るこの取り組みは、伝統芸能の新たな価値の創出につながったと確信しています。
世界各国から多くの来場者が集まる万博の場で神楽の魅力を発信できたことは、非常に貴重な機会であったと捉えています。今回の経験を糧として、これからも大切な伝統芸能を守り、次の世代につなぐために神楽の魅力の発信に力を注いでまいります。
この晴れの舞台を成功に導いてくださいました出演団員をはじめとする関係者の皆さまに、改めて心からお礼を申し上げます。
◇安芸高田市からの万博出演
・高校生による未来共創・日本伝統芸能EXPO
日程:5月18日(日)
出演団体:吉田高校神楽部、合同神楽団
・Resolution of LOCAL JAPAN展
日程:7月28日(月)・29日(火)
出演団体:合同神楽団
※当日の安芸高田神楽の様子は本紙掲載の二次元コードからご確認ください。
