くらし 人権コラム ことばは「こころをもっている」

「みんなちがって みんないい。」(金子みすゞ)一人一人違っているから、皆、大切な一人であり、かけがえのない一人です。代わりの人はいないのです。
『違い』には、お互いの世界を広げ、人生を豊かにするチャンスがたくさんあります。他者とつながったときに感じる温かさは、幸せを感じさせてくれます。
しかし、『違い』はすれ違いを生み、けんかやいじめ、無視などのトラブルにつながることもあります。こうしたすれ違いを生まないために必要になるのがコミュニケーション(対話)です。
コミュニケーションで大切なことは、ことば選びです。ことばは、薬にも毒にもなります。「ふわふわことば(相手を元気にする優しい言葉)」もあれば、「ちくちくことば(相手を傷つける言葉)」もあります。「ふわふわことば」によって、重い気持ちが楽になったり、モチベーション(やる気)が上がったりすることもあります。反対に、「ちくちくことば」によって相手の心が痛くなったり悲しくなったりすることもあります。
相手が見えにくいSNSでは、文字以外の情報が少ないので、文字(ことば)の「こころ」が分かりにくく、対面で話す以上に慎重にことばを選ぶ必要があります。

■「優しいことばは、たとえ簡単なことばでも、ずっとずっと心にこだまする。」(マザー・テレサ)
きちんと声に出して、気持ちを相手に伝えることは大切なことです。自分も他者も大切にする優しいことば、美しいことばがあふれるまちであってほしいと願っています。

※詳しくは本紙をご覧ください。

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