- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県三豊市
- 広報紙名 : 広報みとよ 令和7年3月号
■ハラスメントの防止
ハラスメントに共通することは、コミュニケーション不足が原因で、情報を把握できず、結果として相手の性格を無視したり、配慮に欠けた言動となったりすることです。
さらに、被害者と加害者のそもそもの価値観に大きなズレがある場合、被害者が深刻なショックを受けている一方で、加害者はその行為がハラスメントにあたるという自覚がないというケースも見られます。
■具体的なハラスメントの例
▽アンコンシャス・バイアス
「無意識の偏見」を意味します。自分は差別的ではないと思っていても、気付かないうちにハラスメントを行ってしまうことです。
▽セクシュアル・ハラスメント
これまでは「男性が女性に対して行うもの」というイメージがありましたが、近年では、女性から男性、同性間、さらに、性的マイノリティ(LGBTQ+(エルジービーティーキュープラス)※1)に対するものも多くなっています。
▽パワー・ハラスメント
組織風土や職場環境が大きく影響します。「特権意識」「絶対服従」「過剰な成果主義」などが存在すると、起こりやすくなります。
▽マタニティ・ハラスメント パタニティ・ハラスメント※2
労働者の産前・産後休業や育児休業取得に伴い、業務量の配分が不適切で、業務のしわ寄せが行く他の労働者によって行われるケースが多いです。
■ハラスメントの防止に向けて
世代間での価値観の違いや国籍、宗教など、これまで育った環境によって、正しいこと、不快に感じることなどは、人それぞれ違うものです。つまり、多様な価値観や考え方の中で、絶対的に正しいものはないのかもしれません。
そのことを認識しながら「自分の当たり前が、相手にとっては当たり前とは限らない」「自分の考え=正解ではない」という受け止め方や謙虚さが大切です。
※1 LGBTQ+(エルジービーティーキュープラス))とは…レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングの5つの頭文字を取り、その他のプラスを付けた性的少数者の総称のこと
※2 パタニティ・ハラスメントとは…男性の育児休業などに係るハラスメント
問い合わせ:人権課
【電話】73・3008