くらし 令和7年度 施政方針(3)

■施政方針の最後に
本年4月には、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、人類共通の課題であるSDGsの達成に向けた国家プロジェクト「大阪・関西万博」が、いよいよ開幕を迎えます。
本市においても、世界の人々に広く発信できる機会と捉え、1970年の大阪万博以来、55年ぶりとなる新居浜太鼓台の派遣を通じ、本市の魅力発信に努めます。
また、住友グループが出展する「住友館」では、本市に保有する「住友の森」の樹木の活用や、別子の山々のシルエットに着想を得たパビリオンの整備が進められたと伺っております。
別子銅山の時代から脈々と受け継がれる住友グループの事業精神と困難を乗り越えた先人の偉業に触れることで、今後の市政運営やまちづくりに対する多くの示唆を得ることができると、私は強く感じております。
不透明な時代において、本市を取り巻く現状も内憂外患と言える中、「市民の夢に、私達の夢を重ね、市民の幸せが私達の幸せ」となれる様に、行政、議会が一体となってまちづくりを進めるためには、これまで以上に、街を構成する各団体が、分野や業種の枠を超えた連携を積み重ねていくことが、極めて重要となります。違いを排除し、対立を深めるのではなく、対話を育み、新たな行動規範を整え、意見や立場の違いを乗り越えていかなければなりません。
市民の皆様におかれましては、一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

問合せ:総合政策課 
【電話】65-1210