くらし 令和7年度 施政方針(2)

■未来につながる土台づくりの一年に
第六次新居浜市長期総合計画に掲げる6つのまちづくりの目標ごとに、今年度実施する主要な事業を紹介します。
ここでは施政方針から内容を抜粋して掲載しています。

◆目標1 未来を創り出す子どもが育つまちづくり
・令和6年度に開設した「こども家庭センター」を中心とした相談体制の充実
・家事や子育てなどの支援を行う子育て世帯訪問支援事業や多胎妊産婦世帯を対象とした家事代行サービスの提供
・県と連携し、先天性疾患の早期発見、早期治療を目的とした拡大新生児スクリーニング検査を開始
・不登校生徒への支援の充実を図るため、校内サポートルームの設置校を1校拡充
・小・中学校の適正規模、適正配置などに関する基本計画に基づき、既存施設の計画的な長寿命化対策を実施(今年度は金子小学校校舎北棟の改築に着手)
・小・中学校体育館への空調設備設置に向けた設計業務に着手
・保護者の負担軽減を図るため、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、給食費の一部助成を実施

◆目標2 健康で、いきいきと暮らし、支えあうまちづくり
・保健福祉MaaS車両を活用した健康相談などの実施やオンライン診療の検討、KENPOSアプリを活用した健康づくり、ウオーキングの推進
・障がい児通所支援の充実、障がい児を育てる家庭へのサポートなど、障がい児支援体制の整備拡充と適切な運営
・高齢者の生活支援および社会参加の促進を図るため、在宅で生活する65歳以上の難聴高齢者を対象に補聴器購入費補助事業を開始

◆目標3 活力とにぎわいにみち、魅力ある職場が生み出されるまちづくり
・住友各社との更なる連携深化
・時代のニーズに合った補助制度とするため、中小企業振興条例および企業立地促進条例の見直しを実施
・「仮称にいはま版営業本部」を設置し、市長のトップセールスによる積極的な情報発信・販路開拓を実施
・新居浜太鼓祭りや別子銅山の歴史などを活用したプロモーション、本市への誘客を図るため、日本国際博覧会(大阪・関西万博)に、本市の太鼓台3台が出場

◆目標4 安全・安心・快適を実感できるまちづくり
・滝の宮公園の管理棟整備
・「国道11号新居浜バイパス」船木から東田一丁目までの工区の早期開通要望と事業推進
・「上部東西線」、「宇高西筋線」の事業推進
・次期「新居浜市公営住宅等長寿命化計画」の策定
・新居浜港の利便性向上や、脱炭素化を目指し、新居浜港港湾計画の見直しを実施
・民間企業との連携なども含めた避難所の備蓄物資拡充
・災害復興期に迅速な生活再建支援を行うため、家屋の被害認定調査をデジタル化し、罹災(りさい)証明書を速やかに発行するための事業検討
・「新居浜市地域公共交通計画」を踏まえたデマンドタクシーの充実、バス路線の再編
・南消防庁舎の新築移転を進めるとともに、災害情報の一元化と高度な相互応援による災害対応力の向上のため、愛媛東予東部消防指令センターを併設

◆目標5 人と地域の力で豊かな心を育み、つながり、学び合うまちづくり
・開館10周年を迎えるあかがねミュージアムでの記念特別展の開催
・県内初となる「日本スポーツマスターズ2025愛媛大会」の開催、運営を通じ、スポーツの推進を図り、地域の魅力を発信
・東雲競技場や市営野球場などの既存施設の機能の向上と計画的な改修

◆目標6 人と自然が調和した快適に生活できるまちづくり
・清掃センターの粗大ごみ処理施設およびリサイクル推進施設の延命化工事の実施
・ごみ焼却施設について、これまでの西条市との調査、協議を踏まえ、今後の具体的な整備内容の検討
・上・工・下水道事業一体でのウォーターPPPの導入など、官民連携への取り組みを強化

◆計画の推進 持続可能なまちづくりの推進
・新居浜市シティブランド戦略」に基づき、市民が誇りと愛着を持てるまちを目指すとともに大都市圏でのシティプロモーションを実施
・新たに、本市の取り組みや魅力を広くPRするため、広報効果の高いテレビ放送を活用した広報番組の制作・放送を開始
・新居浜市総合戦略の内容を第六次新居浜市長期総合計画と一体化する形で、長期総合計画の中間見直しを実施