- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県西条市
- 広報紙名 : 広報さいじょう 2025年9月号
◆令和6年度に実施した主な事業
《民生費》
・低所得世帯支援・定額減税補足給付金支給事業※ 15億290万円
・市単独高校生等医療費助成事業※ 7,062万円
こども医療費助成の対象を高校3年生年代までに拡充
《土木費》
・橋りょう耐震化事業 1億243万円
裏ノ谷第一橋の耐震補強工事が完了
・都市計画マスタープラン等策定事業 1,012万円
都市計画に関する基本方針の策定に着手
《教育費》
・東部学校給食センター整備事業 28億5,086万円
令和7年9月から供用開始する給食センターが完成
・グローバルイングリッシュスクール事業 3,821万円
生きた英語の習得のため、新たに外国語指導助手を招致
《総務費》
・合併20周年記念式典開催事業 566万円
令和6年11月2日に式典を開催
・合併20周年記念啓発事業 262万円
合併20周年の啓発と中学生議会など記念行事を実施
《衛生費》
・道前クリーンセンター整備事業 13億6,041万円
安定的に稼働・運営するための基幹的工事が完了
・地域医療提供体制構築事業 430万円
地域医療の在り方検討会議の設置や医師移住を推進
《消防費》
・西条・神拝分団共同蔵置所整備事業 7,869万円
西条分団と神拝分団の共同蔵置所が完成
・丹原分団統合整備事業 5,412万円
7施設あった丹原分団の蔵置所を1拠点として集約
◆特別会計、企業会計、市の財産・借金などの詳細
▽特別会計の決算状況
▽市の財産
▽市の借金(市債現在高)
※企業会計を除く
▽企業会計の決算状況
※収益(料金収入など)では経営が難しいため、一般会計から財源不足額を補てんするもの
▽特別会計と企業会計の決算状況
特別会計は、国民健康保険事業や介護保険事業など、特定の仕事をする場合に一般会計とは別に経理する会計のことで、全ての会計で黒字または収支が均衡となっています。
企業会計は、企業経営という観点から独立して経理をする会計のことで、このうち、公共下水道事業会計と病院事業会計(病院が医療サービスから得られる収益を除く)は、料金収入などの収益だけでは経営が難しいため、一般会計から財源不足額を補てんしている状況です。一般会計からの支援に依存しない独立採算に向け、収入の増加や支出の見直しが必要となっています。
◆持続可能な財政基盤の確立へ
令和6年度は令和5年度に比べて、歳入・歳出ともに決算額が増加する結果となりました。歳出では、「東部学校給食センター整備事業」などの大型事業の実施や、「低所得者支援・定額減税補足給付金支給事業」、「低所得世帯支援給付金支給事業」などの物価高騰に対応する事業費などが増加しました。歳入においても、これらの事業の財源として活用した国庫支出金や市債が増加したことなどによるもので、過去2番目に大きい決算額となっています。
今後も、老朽化する公共施設の維持補修経費や民間の賃上げ、物価高騰による各種経費の増加が見込まれるため、公共施設マネジメントの推進や、各種事業の見直し、事業費の圧縮・平準化などを図ることで、将来世代に過度な負担が残らないよう、歳入水準に見合った歳出構造の転換に向けた改革を継続し、持続可能な財政基盤の確立を目指します。
問合せ:市庁舎本館3階 財政課
【電話】0897-52-1272