くらし (特集)みんなの疑問を解決!マイナンバーカードでできること(1)

平成28年にマイナンバーカードの交付が開始されてから9年がたち、制度が始まった頃と比べ、マイナンバーカードを使ってできることもどんどん増えています。
今回は、マイナンバーカードについて、みなさんの疑問を分かりやすく解決します。

【疑問その1】
そもそもマイナンバーとマイナンバーカードって?

■マイナンバー
マイナンバー(個人番号)とは、日本に住民票がある人全員に振り分けられた12桁の番号で、行政手続きを早く正確に行うために使われるものです。
利用範囲は社会保障・税・災害対策に限定されています。

◇マイナンバー制度の目的
〇みなさんの行政手続きが楽になる
所得などマイナンバーでひも付けられた情報を使用できるため、手続きのときに提出する証明書が少なくて済みます。

〇行政の事務処理がスムーズに行える
行政機関や地方公共団体などで情報の照合や転記、入力などにかかる時間や労力が大幅に削減されます。複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減されます。

〇不正受給などの防止につながり、必要な人に支援が行きわたる

■マイナンバーカード
マイナンバーが記載されたICチップ付きのカードで、日本に住民票がある人のうち交付申請をした人に交付されるものです。
さまざまな手続きを行う際に、マイナンバーの証明・本人であることの証明として使うことができます。
また、マイナンバーカードに搭載された電子証明書により、病院などにかかるときのマイナ保険証としての使用をはじめ、さまざまな場面で便利なサービスを利用することができます。(詳しくは4~6ページに掲載)
(※本紙をご覧ください)

「顔写真付きの本人確認書類として使えるね!」

【疑問その2】
個人情報は守られる?

■マイナンバーカードにはマイナンバーが書かれているから、他人に見られるのが心配です。持ち歩いても大丈夫?
〇マイナンバーを見られても、悪用はされません
マイナンバーを利用するには顔写真付き本人確認書類などで本人確認をする必要があるため、マイナンバーを知っても悪用することは困難です。オンライン手続きには電子証明書と暗証番号を使うため、マイナンバーが使われることはありません。また、不正に情報を読み出そうとするとICチップが壊れる仕組みになっています。
さまざまな場面で利用できますので、安心して持ち歩きましょう。ただし、暗証番号を書いたメモなどはカードと別に保管してください。

■ICチップにはたくさんの情報が入っているんでしょう?カードを読み取られて個人情報が全部漏れてしまうのでは?
〇プライバシー性が高い情報はICチップに入っていません
ICチップに入っているのは、カードに記載されている情報(氏名・住所・生年月日・性別・顔写真・マイナンバー)と、サービスを利用するときに必要な電子証明書です。税や年金、医療などの情報は記録されていません。それぞれ別の場所(例えば医療費なら加入している健康保険の保険者、年金なら日本年金機構など)で分散管理されています。

■そもそも、マイナンバーって国民を監視する仕組みなのでは?預貯金額や病歴の情報なども監視されている…?
〇監視する・できる仕組みではありません
マイナンバーで情報を1カ所に集めて監視することは「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(マイナンバー法)」で禁止されています。
分散管理された情報のうち法令で定められた税や社会保障の手続きに必要な情報に限り、その手続きの担当者のみが照会することができます。

【疑問その3】
マイナンバーカード、みんな作っているの?

◇マイナンバーカードの保有枚数率※
令和6年11月末現在、約80%の人がマイナンバーカードを持っています。
全国…76.3%
大洲市…79.6%

※人口(令和6年1月1日時点)に対する交付累計枚数から死亡や有効期限切れにより廃止された枚数を除いた数(令和6年11月末時点)の割合

〇保険証として便利に使っています
二宮隆久(たかひさ)さん(大洲市長)

〇次に住民票を取るときはコンビニ交付を使ってみたい!
赤松美里(みさと)さん(パート)陣(じん)さん(小4)凜(りん)さん(5歳)

〇病院窓口の機械、操作が思ったより簡単でした!
岡﨑佐枝子(さえこ)さん(主婦)