くらし 「SDGsって何?私たちと未来をつなぐ17の目標」vol.8

今回は、「目標11…住み続けられるまちづくりを」と「目標12…つくる責任、つかう責任」に焦点を当てて解説します。

持続可能な開発目標(SDGs)では、すべての人々が健康で幸福な生活を送ること、そして質の高い教育を受ける機会を平等に得ることが重要なテーマとして掲げられています。

◆目標11…住み続けられるまちづくりを
この目標は、「すべての人が安心して住み続けられる、安全で持続可能なまちづくり」を目指すものです。都市化が進む一方で、地方では過疎化やインフラの老朽化などが課題となっています。この目標では、災害に強く、環境に配慮した住環境の整備を推進します。
上島町では、島嶼地域ならではの課題に対応するため、生活環境の改善や防災の推進に取り組んでいます。以下はその一例です。
空き家活用の推進:空き家バンク制度を活用し、移住希望者への改修支援を行っています。これにより、住民の増加や地域活性化が期待されています。
上島町防災アプリ:上島町が提供する公式アプリで、町からの緊急情報やお知らせ、気象情報などを受信することができます。
これらの施策は、安心して生活できる環境を整備するとともに、移住者を歓迎できる持続可能な上島町のまちづくりに貢献しています。

◆目標12…つくる責任、つかう責任
目標12は、「すべての人が資源を責任を持って利用し、廃棄物を減らすことで、持続可能な生産と消費を実現する」ことを目的としています。大量消費社会から、少ない資源で高い価値を生み出す仕組みへの転換が求められています。
「つくる責任、つかう責任」を実現するためには、一人ひとりが身近なところから行動を起こすことが重要です。例えば、リサイクルやリユースを率先して行い、物を大切に使う意識を広げることが求められます。
上島町では、公共施設のLED化を進めています。LED照明は従来の照明よりも消費電力が少なく、少ないエネルギーで効率よく運用できるため、町全体での資源の有効活用を促進します。この事業は目標11に関連する取り組みの一部でもあり、町内施設の照明整備が進むことで、安全で快適な住環境が提供されるだけでなく、次世代にも配慮した持続可能なインフラ整備が行われます。
未来の世代に豊かな環境を残すためには、「住み続けられるまちづくり」と「資源を大切に使う社会」の実現が欠かせません。私たちができることを考え、小さな一歩から持続可能な未来づくりを進めていきましょう。

問い合わせ:企画情報課
【電話】77-2500