くらし NEWS and NEWS まちのニュース

■誰もが安心して利用できる道の駅に からりにベビーシートなどを設置
(株)建設マネジメント四国が実施する社会貢献活動の一環で、おむつ交換用のベビーシートなどが道の駅内子フレッシュパークからりへ寄付され、このほど設置が完了しました。同社は全国の道の駅に対して、防災や子育て応援などの施設整備に対する費用を支援しています。大洲営業所長の森本修三(しゅうぞう)さんは、先に開かれた贈呈式で「全国的に高い評価を受ける道の駅。さらなる発展につながれば」と、小野植正久(まさひさ)町長に目録を手渡しました。
同駅ではベビーシート2台、着替え用の踏み台とベビーチェア各1台を、レストランやカフェのトイレに設置。代表取締役社長の山口佳一(けいいち)さんは「小さい子ども連れも増えているので、支援はありがたい。暖かくなるこれからの季節、ぜひ多くの人に利用してほしい」と感謝の言葉を述べました。

■違いを想像し、理解し合える社会へ「内子町人権・同和教育研究大会」
「内子町人権・同和教育研究大会」が3月1日、共生館で開かれました。初めに阿部真也(しんや)さん(石畳小6年)の人権メッセージ発表、人権問題に関する町民意識調査の結果報告などが行われました。
講演では三木幸美(ゆきみ)さん(とよなか国際交流協会事業主任)が登壇。フィリピンと日本のハーフである三木さんは、外国がルーツの子ども向けに行うダンス教室の活動などに触れ、「自分を表現し、受け入れられると安心感が生まれる。誰もが自分の力を出し合える社会になってほしい」と語りました。

■がんばる姿がまちの元気に 大舞台で活躍した子どもたちを表彰
「内子町がんばる子ども応援事業優秀者賞」の表彰式が3月6日、町長室で開かれました。全国大会や国際大会で優れた成績を収めた子どもたちを表彰するもので、受賞者は「第25回ショパン国際ピアノコンクール」で金賞に輝いた本田ひまりさん(立川小6年)など4人。小野植正久町長が賞状と盾を贈り、健闘を称えました。
高校総体フェンシング競技で準優勝の織田優晴(ゆうせい)さんは「仲間や環境に恵まれたおかげ。次は日本代表を目指して、応援してくれる皆さんに恩返しをしたい」と力強く語りました。

■景観づくりから未来のまちづくりへ 町家保全の事例に学ぶ講演会
「景観まちづくりフォーラム」が3月10日、町民会館で開かれました。講師の北山めぐみさん(高知工業高等専門学校准教授)は、平成26年に「絵金(えきん)のまち・赤岡町家再生活用プロジェクト」を設立。現在、高知県香南市赤岡町にある旧小松家住宅「赤れんが商家」を中心に、町家の保全活用を行っています。講演では月1回の修繕活動などを紹介し「行動しながら段階的にビジョンを描き、地域に合った活用を探るのも大事。従来の形にとらわれず、まちをどう元気にするかを考えて」と話しました。

■学校や社会での多様な学びを推進 内子町教委・林純司教育長が再任
内子町議会定例会本会議が3月19日に開かれ、内子町教育委員会教育長の任期満了に伴う選任について審議され、林純司(じゅんじ)氏が再任することに同意されました。任期は10年3月31日までの3年間です。
林教育長は4年4月から同職を務め、学校教育・社会教育の両面でかじ取りを担います。2期目にあたり「重責に改めて身の引き締まる思い。子どもの学力・体力・人間性を伸ばして生きる力を育むとともに、まちの皆さんが幸せを感じられる地域社会を目指して、教育活動を推進したい」と語りました。

■「自転車でまちと、世界をつなぎたい」協力隊・大川民恵さんの活動報告会
3月末で任期を終える地域おこし協力隊・大川民恵(たみえ)さんの活動報告会が3月23日、南予サインで開かれました。大川さんの主なミッションは、自転車を活用した観光振興です。「各地の魅力を自転車でつなぎたい」と、住民と一緒に町内を巡る「コミュニティライド」を提案。コロナ禍を経て4年間の活動期間中に、約40回で延べ約800人が参加しました。現在は外国人向けツアーも企画するなど活動の幅を広げています。大川さんは「カギは広域展開。まちの歴史や文化も伝えるツーリズムを発展させて、お世話になった内子に恩返しができれば」と感謝と展望を語りました。
報告会後は希望者によるグループライドも実施。大川さんが最も思い出深いと話す石畳コースに25人が参加し、春の里山の風景を味わいながら心地よい汗を流しました。