- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県鬼北町
- 広報紙名 : 広報きほく 令和7年11月号
◆井上博議員
◇議員報酬の重複振込について
〔問〕何が原因で重複入金(振込)になったのか。
〔答〕6月10日に出納室から口座振込データを、振込処理実施機関(JAえひめ南情報総合センター)へ送信する際、担当者がデータに誤りがあることに気づきデータ送信を中断した。その後、誤りのあった送信済みのデータについて、実施機関へ削除要請の処理手続を行い、「削除作業を実施した」と画面上に表示されたが、削除要請が実施機関に受付されておらず、最初に送信した一部のデータが後に送信した正常データと重複し振込処理されたものである。
〔問〕全員が返金されたのか。また、確認はどのようにされたのか。
〔答〕議員各位に連絡をとり、返金依頼を行い、全議員から了解を得た。実際の返金作業については、各金融機関が主体となって実施され、各金融機関からの返金完了報告及び町の口座への入金記録により全員からの返金が完了したことを確認している。
〔問〕再発防止策は、どのようにされたのか。
〔答〕作業者が誤認するような表示は、今回のような事案を引き起こす原因にもなるため、アプリケーション開発元のNTTデータへ改善の申入れを行っている。また、現在は、削除要請の処理を機械上だけで行うのではなく、実施機関に直接電話連絡を行い削除処理がなされているか、正確な振込データが送信されているかなど人的な確認作業を実施している。
◇自治会未加入世帯の回覧・広報誌等の取り扱いについて
〔答〕各自治会から連絡のあった部数を、月2回配布をお願いしているが、配布される対象世帯や区域、回覧順などは、各自治会での判断、運用になるので、町では詳細等は把握していない。また、自治会を通じて配布がされない方、個別での配布を希望される方等は、郵送や役場窓口、公民館等で受け取りいただけるほか、昨年度からは議会の提案を受け、回覧文書等を町ホームページに掲載し、町内外への幅広い周知にも取り組んでいる。
〔問〕正しい運営のあり方を指導してほしい。
〔答〕自治会はあくまで任意団体であり、住民の自主性が基本である。地縁を基にした団体であり、地域の実態に即した運営が行われており、そのあり方には様々な考え方があると思われるため、町の立場から自治会に対して指導を行うことは、自治会の自主性・自立性を尊重する観点から、適切ではないと考えている。
◇町有地の管理及び地籍図について
〔問〕町有地の管理は、どのようにして行われているのか。
〔答〕町有地のうち行政財産分については、条例等に基づき、各所管課において適正に管理をするように指示をしている。
また、普通財産分については、年に2回程度現地の状況を確認し、担当課において草刈りや樹木の除伐・剪定等を行い、管理に努めているが、町内に点在する山林や雑種地等も含めたすべての町有地を、限られた職員数で管理をしていくことには限界があるため、主要財産の管理を主体として取り組んでいるのが現状である。
〔問〕現在の地籍図は、一般住民が見ても現状と境界がわかりづらいので改良していく考えはないか。
〔答〕地籍図は町民生活課で、A3用紙の大きさの地図を1枚200円で発行している。窓口では地番が判っていれば、地籍図数値情報化システムで検索することができ、大まかな場所しか判らない場合でも、航空写真と地籍集成図の重ね図を参考に、必要な土地を確認していただき地籍図を発行している。
地籍図には、一筆ごとの土地の境界と地番が記載されているが、国土調査の成果がもととなっており、その地図及び簿冊の様式については、政令で定められているので、町独自の改良はできないと考えている。
◆中山定則議員
◇スポーツの振興について
〔問〕令和6年度鬼北町主催のスポーツイベントの開催状況とその成果について。
〔答〕鬼北町及び鬼北町教育委員会が主催、又は共催したスポーツイベントは、7月14日に鬼北町PTA連合会レクリエーションバレーボール大会、7月21日に北宇和郡小学校水泳記録会、8月4日に〔四万十・源流広見川〕川上り駅伝大会、10月9日に北宇和郡小学校陸上競技大会、1月12日に鬼街道駅伝競走大会、そして3月2日には鬼北町長旗争奪バレーボール大会を開催している。
さらに、公民館では、運動会、レクリエーションバレーボール大会、歩こう会、登山、クロッケー大会、モルック大会など、各地域に密着した、気軽に参加できるイベントを行った。
加えて、奈良山等妙寺史跡公園では、地域資源を生かした健康づくりの一環として、「秋の朝修行トレッキングThe雲海」を5回、「春の朝修行トレッキングThe雲海」を1回開催し、文化や自然に親しみながら体力づくりやリフレッシュを図る機会を提供した。
町民の皆様が日頃の練習の成果を発揮し、健康増進や体力向上、そして交流を深めることができた。
スポーツへの関心が高まり、世代を超えた交流が行えたことも、成果に挙げられるかと思う。
また、「川上り駅伝大会」については、県内のみでなく、県外からの参加者もあり、広見川という観光資源を活用したスポーツイベントとして、鬼北町のアピールにもつなげることができた。
〔問〕子どもから高齢者まで、誰もが体力、年齢、目的等に応じて親しむことができる各種スポーツ教室、講座等の開催状況について。
〔答〕小学生は、スポーツ少年団を中心に、サッカー、ソフトボール、ミニバスケットボール、剣道、乗馬、軟式野球、ソフトテニス、バレーボールなど、幅広い競技に取り組んでいる。
また、公民館ではカヌー、登山、モルック、カローリング、クロッケー、アスレチック、トランポリンといった、楽しみながら体を動かせるスポーツ体験を提供し、子どもたちの体力づくりとともに、スポーツの楽しさに触れる機会を設けている。
広見BandG海洋センターでは、小学校1年生から4年生までを対象に「BandGおたまじゃくし水泳教室」を開催している。
さらに、「BandG広見海洋クラブ」の活動は、町内での水泳やカヌー、県内交流会でのスキーなど、年間を通して多彩なスポーツに取り組んでいる。
中学生は、部活動が中心となっているが、今年度からは「中学校部活動地域展開実証事業」を導入し、広見中学校のソフトテニス男子、ソフトテニス女子、軟式野球、バレーボールの4種目は、土日や祝日に町のクラブ活動として実施している。これにより、学校・地域が連携し、指導者の確保や練習機会の充実を図っている。
高校生においても、各高等学校の部活動等を通じて、日々の練習や大会参加に熱心に取り組んでいる。
また、鬼北町スポーツ協会には、卓球、陸上、ソフトボール、バレーボール、ペタンク等多種多様な加盟団体があり、それぞれが活発に活動している。
さらに、総合型地域スポーツクラブとして、「鬼北スポーツクラブ」がレクリエーションバレーボールや卓球を中心に取組み、誰もが気軽に参加できるスポーツ環境の整備を進めている。
加えて、広見BandG海洋センターでは7月・8月の毎週金曜日にBandG水泳教室を実施し、水中ウォーキング等の運動を行っており、また各公民館では保健介護課が企画して「いきいき体操教室」等の体操教室が開催されている。
〔問〕鬼北町におけるスポーツ推進計画の策定について。
〔答〕当町では、第二次鬼北町長期総合計画の中に、「生涯学習・生涯スポーツの充実」を盛り込んでおり、この計画をもってスポーツ基本法第10条に定める、「その地方の実情に即したスポーツの推進に関する計画」を定めていると解している。
