くらし まちのわだい(1)

■西日本短期大学附属高校全国高校野球福岡大会優勝
7月27日(日)に行われた、第107回全国高等学校野球選手権福岡大会決勝。初戦から持ち前の打力と堅実な守備で勝ち抜いてきた西日本短期大学附属高校は、九州国際大学付属高校を相手に10対1で勝利し、見事2年連続8回目の優勝、甲子園への出場を果たしました。昨年夏、今年春、この夏の3季連続甲子園出場は、福岡県勢として70年ぶりの、歴史に名を刻む快挙です。
7月29日(火)、部員20人と学校関係者が市役所を表敬訪問し、簑原市長に福岡大会の報告を行いました。主将の小川耕平さんは「八女市に優勝旗を持って帰れるよう精一杯頑張ります」と甲子園への意気込みを語り、市長は「楽しむ気持ちを大切に、優勝旗を持ち帰って、さらに八女を盛り上げてほしい」と期待しました。
甲子園1回戦では、弘前学院聖愛高校(青森)を相手に延長10回のタイブレークの末、4対3で熱戦を制しました。続く2回戦では、聖隷クリストファー高校(静岡)に2対1で勝利し、ベスト16入りしました。3回戦では東洋大学附属姫路高校(兵庫県)に2対3で惜しくも敗れましたが、西日本短期大学附属高校の甲子園での快進撃は、市に大きな誇りと感動を届けました。市役所で行われた甲子園パブリックビューイングには、1回戦約70人、2回戦約90人、3回戦約100人が集まり、熱いエールを届けました。歓声と拍手に包まれた会場では選手たちの活躍や緊張の瞬間を共有しながら、会場一体となって勝利を祈りました。

■全国高等学校総合文化祭文芸部門(俳句)に出場
7月26日(土)~28日(月)、香川県で開催された第49回全国高等学校総合文化祭俳句部門に、西日本短期大学附属高等学校3 年の有吉瑞輝(ありよしみずき)さんが県代表として出場しました。出発前には市長を表敬訪問し「緊張より楽しみの気持ちが大きい」と抱負を語り、市長は「代表として堂々と実力を発揮し、素敵な感性を存分に表現してください」と激励。大会では「人待つや川の匂ひの夜の秋」など3句を出品。全国の高校生との交流や多様な作品に触れる中で、俳句の魅力を改めて実感する貴重な機会となりました。

■FM八女ラジオまつりinピースフェス
8月3日(日)、おりなす八女はちひめホールにて「第3回FM八女ラジオまつり」が開催され、約260人が来場しました。ダニー馬場さん、馬場美雅さんによるライブや、Cozy-Ashさんのクラリネット演奏、市出身で福岡よしもと所属カイキンショウ カイラさんのお笑いステージに、会場には大きな拍手と笑い声が響きわたり、終始あたたかい雰囲気に包まれました。
今回は「おりなすピースフェス2025」との同時開催で、映画上映、体験コーナー、出店ブースなど盛りだくさんの内容で、会場全体が盛り上がりました。

■戦後80年八女から伝える平和の尊さ
八女市平和祈念式典が8月6日(水)、星のふるさと公園平和の広場で行われました。
式典には地元の小中学生や関係者など約250人が参列し、原爆が投下された午前8時15分、1分間の黙とうを捧げました。
簑原市長は式辞の中で「戦争の記憶が薄れていくなか、私たちはこの火を通して多くの方々とつながり、次世代へと平和の願いを共有しなければなりません」と述べました。
小学生代表の山口明莉(やまぐちあかり)さんは「一人一人を認め合い、仲良くすることなど身近な私たちの平和を守り続ける」と誓い、中学生代表の山口幸希(やまぐちゆきの)さんの代読で今村凛太(いまむらりんた)さんは「一人一人の命の重みが本当に理解され、争いのない平和な世界が実現するよう平和の尊さを伝えていく」と平和の誓いを述べました。
最後には、星野中学校全生徒による合唱「この灯を永遠に」が会場に響き渡り、式典を締めくくりました。

■川面を彩る幻想的な灯り
8月16日(土)、上陽町の星野川で「八女上陽万灯流し」が開催されました。
この催しは清流星野川を大切にしたいという思いと、ふるさとの良さを見直したい、そして今後の上陽町の活性化への願いを込めて行われています。川原では、参加者が絵や願い事を描いた色とりどりの和紙を木枠に覆い、灯籠を完成させました。約250個の灯籠が夕暮れの川を静かに流れていく様子を石橋の上から見守り、参加者は穏やかな時間を過ごしました。

■大淵の夜空に故人を偲ぶ献燈祭
8月14日(木)、今年で12回目の「大淵献燈祭」が、げんき館おおぶちグラウンドで開催されました。
和紙で手作りした燈篭を人の御魂に見立て夜空高く打ち上げ御霊を供養しようという祭りで、大淵地域外からも多くの人たちが参加しました。
献燈とともに感謝の言葉など故人へのメッセージが読み上げられ、大切な人との思い出を振り返り、決意を新たにする貴重な時間となりました。
フィナーレでは、30個の燈篭が一斉に夜空へ放たれ、感動の一夜となりました。