- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県八女市
- 広報紙名 : 広報八女 2025年9月1日号
9月21日の「世界アルツハイマーデー」に合わせて、日本では、令和6年(2024年)1月に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」において、この日を「認知症の日」と定めています。
認知症基本法は、認知症の本人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会(=共生社会)の実現を推進することを目的としています。
この日を中心に、認知症についての関心と理解を深める取組が全国各地で行われており、市でも、認知症に関する普及啓発活動を実施しています。
◆Check! 八女市の認知症に関する普及啓発活動
・もの忘れ予防検診
認知症の早期発見、早期治療を目的として、年6回予防検診を実施しています。認知症の専門医や臨床心理士等による認知機能検査を受けることができます。
・認知症サポーター養成講座
認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、偏見をもたず、認知症の人やその家族を温かく見守る「応援者」です。認知症を自分自身の問題と認識し、友人や家族に学んだ知識を伝え、近所で気になることがあればさりげなく見守り手助けすることが、認知症サポーターとしての活動の一つです。
・認知症カフェ
認知症の人やもの忘れに不安を感じる人、そのご家族が気軽に立ち寄ることができ、悩み事の相談や参加者同士の情報交換などができる居場所です。認知症カフェは、市に4か所あり随時開催しています。
・オレンジ講座
認知症に対する正しい知識と理解を持ち、認知症高齢者などにやさしい地域づくりを目指す取り組みの1つとして、ラジオ講座を行っています。
・SOSネットワークシステム
認知症等で行方不明になった人を、警察や行政、地域の協力事業所と連携して、速やかに発見し保護するためのシステムです。もしもの時に備えて事前に登録する「あんしん登録」を勧めています。
・八女市認知症ケアパス
認知症の状態に応じて、どのような支援が必要になるのか大まかな目安や、認知症の基礎知識、知っておきたいサービス等を紹介したサポートブックです。
共生社会の実現には、認知症になってからも住み慣れた地域で仲間等とつながりながら希望を持って暮らし続けることができるという考え方である「新しい認知症観」を広めていく必要があります。
問い合わせ:介護長寿課地域包括ケア推進係
【電話】24-9466