- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県筑後市
- 広報紙名 : 広報ちくご 令和7年9月号
筑後市こども計画の重点施策「こどもの意見表明とその尊重」を実施する取り組みのひとつとして、羽犬塚中学校・筑後中学校・筑後北中学校・八女高等学校・八女工業高等学校・九州大谷短期大学・中高生ボランティアちっご塾の生徒33人を対象とした、市の新庁舎のあり方を検討する学生ワークショップを開催しました。
ワークショップで出た意見は、今後の基本設計を進めていく上で参考にし、新庁舎にふさわしい機能や設備を検討していきます。
今回は、ワークショップの内容や参加者の声を紹介します。
■「庁舎の今」を知る
筑後市役所の課題や問題点を把握するため、フィールドワークを行いました。参加者からは、「全体的に暗い」「廊下が狭い」などの声が挙がりました。
その後は、令和6年5月に供用開始した八女市役所の新庁舎のフィールドワークを行いました。「窓口が分かりやすい」「公共スペースが多い」などの声が挙がり、新庁舎のイメージがより具体的になりました。
・筑後市役所
・八女市役所
■「未来の庁舎」を描く
グループワークでは、フィールドワークで気づいた点や、現庁舎の課題、そして新庁舎に求めるものをグループ内で共有しました。「照明の明るさ」「通路の狭さ」といった庁舎の問題点から、「カフェ」「植物園」などのリラックスできる施設まで、幅広く意見が出ました。
また、グループ発表に向けて、参加者それぞれが現庁舎の課題の解決策や、解決によって期待される効果などについて自由に意見を出し合い、魅力ある新庁舎づくりを目指し、協力してグループワークを進めました。
■新しい視点を庁舎づくりに
グループワークで話し合った内容を、グループごとに西田正治市長の前で発表しました。さまざまなテーマの発表がありましたが、多くのグループから新しい市役所は手続きなどを行うだけの場所ではなく、地域住民が集い、新しいつながりを生み出す交流の拠点となってほしいという意見が出ました。
発表内容など、くわしくは市ホームページで確認してください。
◇八女高等学校
テーマ:市役所を筑後市のシンボルに
◇九州大谷短期大学(1)
テーマ:憩いの場の設置
◇筑後中学校
テーマ:多目的室のある庁舎
◇九州大谷短期大学(2)
テーマ:リラックスできる市役所
◇中高生ボランティアちっご塾
テーマ:イベントができる展望台
◇八女工業高等学校
テーマ:温泉のある庁舎
◇羽犬塚中学校
テーマ:飲食可能な広い勉強スペースをつくる
◇筑後北中学校
テーマ:効率的に勉強できる環境をつくる
「たくさんの意見ありがとうま~る!とってもうれしいま~る!」
■市長からひとこと
学生ワークショップに参加いただき、ありがとうございます。発表内容を全て実現することは難しいですが、皆さんから出た意見を十分に検討しながら、1つでも2つでもできることは、市長として努力して参りたいと思います。
皆さんがこのような市の活動に参加し、発言していただいたことが一番の財産です。皆さんが筑後市に残って活躍していただければ、筑後市ももっと明るく住みよい町になると思います。本当にありがとうございました。
問合せ:庁舎建設推進室
【電話】48-1970