くらし March 1-7 火災は一瞬、影響は永遠 —春の火災予防運動—

■春は火災がなぜ多い?
春は冬の寒さが和らぎ、気温が上がる一方で、空気が乾燥しやすい時期です。暖房機器の利用もまだまだ多いはず。また、農作業中の野焼きやキャンプの焚き火が増える季節でもあります。乾燥した空気に、風が強く吹くことも多く、火災が大規模化するリスクが高まることから、実は春がもっとも注意が必要な季節なのです。

令和6年 市内火災件数 全31件(前年比+2件)
建物17件、林野1件、車両1件、その他12件

◇コレ、危険! DANGER
1 寝たばこ
「うっかりそのまま寝てしまった!」が危険です。絶対に、しない・させない。
2 ストーブ
最も燃え移りが多い暖房器具です。周りに燃えやすいものは置かない。
3 コンロ
「電話に夢中で、気付くと天ぷら鍋が燃え上っていた」。絶対に、火のそばから離れない!
4 コンセント
みんなの盲点なのが、ほこり。清掃をして、不要なプラグは抜いておく。

◆住宅用火災警報器 あなたのおうちは大丈夫?
寝室および階段(※寝室が2階にある場合のみ)に設置[義務]
台所および全居室に設置[推奨]

火災警報器の電池切れの目安は、約10年です。
この期間を過ぎると、火災を感知しなくなる可能性があります。定期的に点検し、必要に応じて交換を行いましょう。

3月上旬~4月下旬に、身分証を携帯した消防職員が、火災警報器の設置状況調査に伺います。ご協力をお願いします。消防本部が火災警報器や消火器を販売することはありません。悪質な訪問販売等にはご注意ください。

問合せ:消防本部予防係
【電話】25-2325
【ID】0014390

■地域の安全を守る消防団
春と秋の火災予防週間や年末に、地元消防団が広報車で呼びかけを行ってくれているのをご存じでしょうか。団員の皆さんは、それぞれ個別に自身の仕事をしながら、地域の安全を守るために様々な活動を行っています。消防団の活動は、火災の現場だけではありません。地震や水害等自然災害時の救援、行方不明者の捜索等多岐に渡ります。

◇このままでは、守れる命が守れなくなる?

団員の高齢化や若者の都市部への流出により、多くの地域で消防団員の不足が深刻な問題となっています。このままでは、緊急時の対応能力の低下につながり、地域の安全を脅かす可能性があります。
※上記グラフ:行橋市の年別団員数

◆先輩団員に聴いてみた!
製造業で三交代勤務をしながら消防団の活動を行っていました。自身の経験を踏まえ、日中の火事等は定年退職後のメンバーで出動する等、フォロー体制を整えています。消防団の活動は、団員同士の交流や絆が深まるとともに、地域の方々との関係も深まります。さらに、消防や救助に関する専門的なスキルや知識、規律が身に着き、人としても成長できます。ぜひ、若い世代の人たちに入団していただき、地域の安全守るとともに、自身の成長に繋げてもらいたいです。
第十分団(椿市校区)分団長 小園敏朗(こぞのとしろう)さん

消防団長であった父の姿に憧れ、私も弟も姉も団員として活動しています。夜中の火事や残火処理・再燃処理など大変なこともありますが、「お疲れ様・ありがとう・助かりました」の声をいただくことが最もやりがいだと感じています。
第八分団(稗田校区)部長 松本竜治(りゅうじ)さん

昨年9月にポンプ操法の県大会に出場しました。3か月間、猛暑時期の練習は大変でしたが、その分達成感も大きく、心身ともに自身の成長を感じました。また、他の団の方々にも協力していただき、「助け合う」ことの大切さを改めて実感しました。
第九分団(延永校区) 吉森健太郎さん

総務省消防庁が、団員募集のPR動画をYouTubeで公開しています。芸人の今田耕司さんやゆりやんレトリィバァさん、銀シャリ等が出演しています!ぜひ、ご覧ください。

■あなたの手で、守る未来がある! 消防団員募集
入団資格:行橋市に居住し、年齢18歳以上の方志操堅固、身体強健な方
条件:
報酬や退職報償金の支給あり
公務災害補償あり
活動内容:消火活動、救助活動、防災訓練、広報活動、地域巡回、災害時支援、訓練・研修

申込・問合せ:
消防本部総務課消防団係【電話】25-5049
地域の消防団員
【ID】0035135