くらし はじまりの意味

春は「はじまり」の季節。桜が咲き誇る中、新しい環境へと踏み出す人も多いことでしょう。入園、入学、入社-それぞれの節目に、不安と期待が入り混じるのを感じます。保育園の門の前で母の手を握る子ども。大きなランドセルを背負い、少し誇らしげな小学生。真新しいスーツに身を包み、緊張の面持ちで出社する新社会人。どの姿にも共通するのは「これからはじまる日々への希望」です。
とはいえ、新しい環境は決して楽なものではありません。慣れない場所、人間関係、学びや仕事のプレッシャー…壁にぶつかることも多々あります。新しい道を進むことは、時に戸惑いや孤独も伴います。しかし、それは決して自分だけではありません。同じように緊張し、不安を抱えながら、一歩を踏み出している人がきっと周りにもいます。
そんなときこそ「はじまり」の意味を思い出しましょう。スタートとは完璧であることではなく、一歩を踏み出すこと。少しずつでも前へ進めば、それが成長につながっていくのです。春の風に吹かれながら、自分のペースで歩む。たとえ小さな一歩でも、それは確かに未来へと続いています。
今月号は、少し歩みを止めたいときのメンテナンスを特集しています。今年度も一歩ずつ前へ、YUKUHASHI LIFE始まります。