- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県筑紫野市
- 広報紙名 : 広報ちくしの 令和7年7月号
■「疑う」「知る」「考える」
かつて、文豪・夏目漱石の愛弟子であり、「天災は忘れた頃にやってくる」の名言を遺した物理学者・寺田寅彦は、科学の道を進む人たちへ、「よく疑う者はよく知る人である」と語り、さらに「ただ一を読んで十を疑い百を考うる事が必要である」と読書の奥深さを語りました。
寺田の著作を読んでいると「疑う」「知る」「考える」そして「本を読む」という行為は、研究者のためだけでなく、すべての人が、自らの人生を自分らしく歩んでいくための賜物でもあるのでは?と考えさせられます。
漱石と寺田の出会いは、漱石が英語教師として赴任していた熊本第五高等学校時代。当時、将来のことで悩んでいた寺田青年に、科学と文学の道へ進むきっかけを与えたのが物理学の先生と漱石の存在でした。
さてこの夏、子どもたちの「?」に、大人たちはどんな導きができるでしょうか。困ったときは、図書館で答え探しもオススメです。
・これから科学者になる君へ 寺田寅彦エッセイ集
寺田寅彦/原作 鎌田浩毅/監修(KADOKAWA)
※寺田寅彦の著作は「筑紫野市電子図書館」でも読めます
・東大に名探偵はいない
市川憂人ほか/著(KADOKAWA)
・科学する心
池澤夏樹/著(集英社インターナショナル)
・ニュートンりきがく for babies
クリス・フェリー/さく 村山斉/かんやく(サンマーク出版)
・かわ
加古里子さく/え(福音館書店)
・みんなでたのしむもりのえほん
安野光雅/絵(福音館書店)
■広瀬克也ワークショップ「ようかいうちわをつくろう!」
妖怪横丁シリーズの作家広瀬先生と一緒にようかいうちわを作ってみませんか。たのしいおはなしもあります。
日時:8月2日(土)、14時~15時30分
場所:市民図書館集会室
定員:先着50人(5歳以上の子どもとその保護者)
※子どものみの参加不可
受付期間:7月9日(水)、10時~
申込方法:電話または図書館カウンター
持参物:ハサミ、のり、色をつける道具(クレヨン、マジックなど)
問合せ:市民図書館
■本を読んで夏を楽しもう!2025読書チャレンジ
チャレンジ期間中、スタンプカードを市民図書館またはつくしんぼ号で配布します。貸出につき、1日1回スタンプがもらえます。3回スタンプを集めたらプレゼントがあります。いろんな本を読んで、夏を楽しもう。
日時:7月16日(水)~8月26日(火)
プレゼント交換期間:8月26日(火)まで
※プレゼントはなくなり次第終了します。
問合せ:市民図書館
■7月 移動図書館車つくしんぼ号巡回表
7月の休館日:7日(月)、14日(月)、28日(月)、30日(水)
※最新情報はホームページをご確認ください。
問合せ:市民図書館
【電話】928-4343