- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大野城市
- 広報紙名 : 広報「大野城」 令和7年7月15日号
市では令和6年度から、認知症の人ができる限り住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができる地域づくりを推進するため、「まどかオレンジ協力隊」による活動を開始しました。
認知症の人や家族の「やってみたいこと」「楽しみたいこと」「手伝ってほしいこと」に着目し、認知症の人と「まどかオレンジ協力隊」が一緒に楽しみながら活動することで、認知症の人の生活がより豊かに、また、家族が自分の時間をもてるよう、できる限りニーズに寄り添った支援を目指しています。
■個別支援
認知症の人やその家族の「やってみたいこと」「手伝って欲しいこと」などのニーズと「まどかオレンジ協力隊」をマッチングし、話し相手などの支援を行います。
対象者:次の全てに当てはまる人
・65歳以上の認知症の人または40歳以上の若年性認知症の人およびその家族
・認知機能の低下があり、見守りなどのサポートが必要な人
・認知症の行動心理症状(妄想・徘徊など)が落ち着いている人
◇支援の例
・話し相手や家族不在時の留守番
・趣味活動のサポート
・散歩、買い物、公民館行事などの外出同行
※コーディネーターが自宅を訪問し、希望する支援内容を聞き取り、対応できる隊員をマッチングします。
支援時間:1回2時間以内
申込方法:電話
■居場所づくり
認知症の人や家族はもちろん、誰もが集える居場所(認知症カフェなど)を地域で設けています。カフェではおしゃべりやレクリエーションを楽しむだけでなく、認知症について学んだり、相談することもできます。
市内には6カ所の認知症カフェがあり、心のふるさと館では、月1回「ここふるオレンジカフェ」を開いています。
■まどかオレンジ協力隊になるには
令和3年度以降の認知症サポーター養成講座または認知症サポーターステップアップ講座(基礎編)を受講し、認知症サポーター養成講座(応用編)を修了する必要があります。
今年度は基礎編を8月28日(木)(広報「大野城」7月1号掲載)、応用編を10月から11月(全4回、広報8月15日号掲載予定)に実施します。
■認知症初期集中支援チーム
認知症地域支援推進員、保健師などがチームを組んで、自宅を訪問し、認知症専門医への受診や介護保険サービスの利用、介護者の悩みなどの相談に応じます。認知症サポート医の助言をもらいながら、その人に最適な支援を行います。
対象者:市内在住のもの忘れや認知症が心配な人、その家族や介護者
内容:月1回程度、チーム員が自宅に訪問し、専門医受診や生活、介護についての相談
期間:4カ月程度
申込方法:電話
申し込みと問い合わせ先:すこやか長寿課地域包括支援センター
【電話】501-2306【FAX】573-0022