子育て 今と昔の違いを知ってもっと楽しい “孫育て”!

子育て世代のパパとママにとって、豊かな経験を持つ祖父母世代は、心強いサポーターです!そんな祖父母の愛情を受けて育った子どもたちは情緒が安定し、より社会性や思いやりが育まれるといわれています。
しかし、科学の進歩や環境の変化、便利な育児グッズの開発などによって、子育ての考え方や方法も今と昔とでは大きく変わりました。パパママ世代(自分の子ども)と同じ情報を持つことで、意見の対立を解消し「手伝って」「任せて」という良い関係をつくることが必要です。
パパ・ママ・孫に寄り添い、見守り、待つ・・・「笑顔で楽しく、みんなで孫(子)育て」!今と昔の違いを参考に、孫育てのヒントにご活用ください!

◆NGワード
大きい、小さい、早い、遅い……パパ・ママや他のお子さんとの比較はやめましょう。一番気になっているのは、パパ・ママです。お孫さんの発達のペースを見守ってあげましょう。卒乳・おむつ外しもあせらずに。

◆お風呂上がり
(昔)
「白湯(さゆ)」と「ベビーパウダー」がお風呂上がりのお決まりセット
(今)
・生後5か月ごろの離乳食開始までは、お風呂上がりも発熱時も、水分補給には母乳・ミルクのみをおすすめします。(白湯や果汁は、母乳・ミルクの補給の妨げになるほか、アレルギーや虫歯のリスクがあるため注意。)
・ベビーパウダーのつけ過ぎは、汗の出る穴が詰まることも。保湿のためにローションなどを全身に塗りましょう。

◆卒乳
(昔)
1歳までに断乳!いつまでも断乳しないと歯並びが悪くなる
(今)
親の判断で母乳をやめる「断乳」ではなく、赤ちゃんが自主的にやめる「卒乳」が主流。卒乳の時期で歯並びが悪くなることはありません。

「早く卒乳したら」「いつまであげてるの」なんて言わないでくださいね。赤ちゃんが自然と離れるまで授乳しても問題ないと言われています。

◆離乳食
(昔)
4か月で離乳食開始!ママが噛んで食べさせる
(今)
離乳食は5か月ごろからがおすすめ。大人から虫歯菌をうつさないためにも、箸・スプーンは大人が使うものと分け、噛み砕いて与えないようにしましょう。

◆母乳をよく出すために
(昔)
餅、あんこ、鯉。おっぱいがよく出るようにたくさん食べなきゃ
(今)
特定のものを大量に食べるのではなく、バランスの良い食事を心がけましょう。

ママの体質などによって母乳が出にくい、仕事などの都合で授乳ができないときは、無理をせず粉ミルクに頼ることも大切です。

◆洋服
(昔)
風邪をひくといけないから、とにかくたくさん着せなきゃ
(今)
なるべく薄着で着せすぎない(空調設備で調節)

うごきやすい~♪

◆布・紙おむつ
(昔)
布おむつの方が早くおむつが外れる
まだ、いや
(今)
紙おむつも高性能なものが多くあります。どちらにも長所短所があるため、家庭に合ったものを選択しましょう。

◆ミルク作り
(昔)
ミルクは40~50℃のお湯で作るもの
(今)
ミルクを作る過程で万が一細菌が混入した場合に、その菌を殺菌できるよう、70℃以上の高温調乳

◆うつぶせ寝
(昔)
「頭の形がよくなる」「寝つきがよくなる」
(今)
乳幼児突然死症候群の予防のために、医学上、仰向けを推奨。うつぶせ中は目を離さないようにしましょう。

◆抱っこ
(昔)
「泣かせておくと肺が強くなる」「抱き癖がつく」から、泣いてもすぐに抱かない
(今)
泣いたら抱いて安心させて。情緒の安定や自己肯定感、人への信頼感にもつながります。

研究で「オキシトシン」という愛情や信頼をはぐくむホルモンが、スキンシップによって分泌されることが分かっています。

◆チャイルドシート
(昔)
車移動は、ばあばやじいじがしっかり抱くから大丈夫
(今)
道路交通法により、0~5歳はチャイルドシートの着用義務があります。

◆母乳とミルク
(昔)
母乳よりミルクのほうが栄養があるらしい
(今)
母乳が出れば母乳を推奨。ミルクでも母乳でも親子に合った方法であれば大丈夫。ママの気持ちを優先しましょう。

問合せ:子ども家庭センター
【電話】092-942-1515