くらし 新しい集う場所。町民センターがリニューアル!(1)

長く親しまれてきた志免町民センターは、ただ今リニューアル工事の真っ最中。未来を見据えた教育・文化交流の新しい拠点として生まれ変わります。2026年1月のオープンに先駆けて紹介します。

■町の変化を見据えて未来へつなぐ〝改修〞
老朽化が進んでいた志免町民センター。建て替えるか、改修するか―この判断は、公共施設のあり方をまとめた「志免町公共施設等総合管理計画(※1)」と、費用の削減を目指し効率的に改修を進める「志免町公共施設個別施設計画(※2)」に基づいて行われました。
今回は国勢調査のデータをふまえ、今後予測される現役世代の減少や高齢化の進行、それに伴う社会保障費の増大や税収の減少が見込まれることから、建て替えではなく費用を抑えた改修を選択。大ホールの座席数も約200席減らし、1席当たりにゆとりを持たせるなど、心地よさに配慮した設計となっています。
(※1)/平成28年策定・令和4年3月改定
(※2)/令和2年策定

◇国勢調査などに基づく志免町の人口推移

■町民センター改修工事の流れ
◇統計データなどから現状の把握と未来を予測
・人口構成の変化(国勢調査より)
・施設にかけられる財源の試算
・施設の老朽化状況

◇整備の基本方針を決める
・改修方法(長寿命化・改築)の判定
・改修費用シミュレーション
・改修の優先順位設定

◇具体的な実施計画を作成
・改修スケジュール策定
・改修の概算費用算定

■新しく生まれ変わる町民センターを紹介!
町民センターは、中央公民館や生涯学習2号館など、4棟からなる施設です。1979年の建築から40年以上が経過し、外壁や内装の劣化、設備の老朽化、さらには耐震補強の必要性もあったことから、2023年12月から改修工事を行っています。
改修工事の目玉は、大ホール。町内の小中学生から名称を公募し、志免町の町花である「桜(サクラ)」と未来を担う子どもたちの「みらい」を組み合わせて「サクラみらいホール」と名付けられました。
2026年1月の開館に先立って12月21日(日)10時から「開館記念式典」を開催します。詳細は10月号の広報紙やホームページでお知らせしますので、ぜひ足を運んでください。

〇サクラみらいホール
席数を減らす代わりに、座面を広くし、座席間にもゆとりを確保。演劇や演奏などをより快適に、ゆったり楽しめる空間になりました。
次のページで新ホールでの演奏を楽しみにしている小学生吹奏楽部の部長インタビューを掲載!

〇エントランスロビー
明るく開放的な空間。待ち合いはもちろんのこと、教育・文化活動など、さまざまなかたちで集える場所となっています。

〇軽運動室B
2部屋を1部屋にまとめ、広々と運動ができるように整備しました。大人数での活動や、体を大きく使うプログラムにも対応できます。

■町民センター料金表