子育て 【特集】嬉野市の子ども食堂

~子ども食堂とは~
地域住民のボランティアなどが中心となり、子どもや家族に、無料または安価で栄養のある食事と温かい団らんを提供する、地域の居場所です。
地域の子どもたちや住民との交流を大切にし、子どもから高齢者まで、誰もが利用できる地域に開かれたコミュニティの場となっており、そこには、地域住民や子ども同士、親同士など、世代や立場を超えたつながりが生まれています。

嬉野市では、今年度から新しく3団体の方が活動をされています。
それぞれの代表の方の想いや今後の目標などについて、伺ってみました。

◆こどもみらい
【Information】
開催日:毎月の最終日曜日(変更の場合もあり)
費用:
・0歳~18歳…無料
・19歳~59歳…200円
・60歳~…100円
場所:宗運寺(嬉野市下岩屋)
問合先:こどもみらい代表 横枕
【電話】090-9796-6065
【E-mail】[email protected]

《Q》子ども食堂を始めようと思ったきっかけは何ですか?

もともと社会貢献をしたいとずっと考えていましたが、初めから「子ども食堂」と考えていたわけではありませんでした。以前勤めていた会社で、子どもたちに食事を提供したり、ボランティア学校を設立した経験もあるので、それが心に深く残っており、今に至っています。今では誰にも負けない情熱とやりがいを持って取り組んでいます。

《Q》子ども食堂を運営しながらどんなことを感じますか?

とても充実感があり、満足しています。
開催するたびに、その情熱が上がっているのを実感しています。でも、それと同時に「本当に必要としている子ども」にアプローチをかけられていないことも感じています。

《Q》今後の目標を教えてください

私の最大のの標は「人口を増やすこと」です。
そのために次にやろうとしているのは「子ども食堂を常設する(現在は月に1回の開催)」「朝ごはんを食べていない子どもに朝のおにぎり配り」(2025年11月より開始予定)「婚活イベントの開催」「雇用の創出」「外国人との共存」などです。

◆あったか食堂 ~多世代交流型子ども食堂~
【Information】
開催日:第3日曜日(変更の場合もあり)
費用:
・子ども(18歳未満)…無料
・大人…300円
場所:轟・大野原地区 地域コミュニティセンター
問合先:あったか食堂代表 三根
【電話】090-2395-0772

《Q》子ども食堂をやってみて、どんなことを感じますか?

子ども食堂を支えてくださる周りの支援にとても感謝しています。
フードバンクさが、さが・こども未来応援プロジェクトの皆さんをはじめ、市内の皆さんからのご寄付、ご支援(肉・野菜・さまざまな物資などの)により、バランスの摂れた美味しい食事を提供することができています。
また、運営スタッフや地域の方々が、それぞれの得意分野を自ら進んで発揮してくださっていて、ありがたいことに立ち上げ当初では考えが及ばなかった強力な協力体制が構築されつつあります。

《Q》子ども食堂に参加される方たちの感想を聞かせてください

みなさんとても楽しんでいただいてます。
「子どもたちと親世代や高齢者がふれあえて楽しく美味しく食事ができて嬉しい。」や「物価高騰のこの時期にフードパントリー(食材配布)があり助かります。」などの声をいただいてます。また運営スタッフの皆さんも「楽しかった。次回もお手伝いしますよ。」と言ってくださいます。まだ、開設したばかりで課題も多く手探りですが、「皆さんの笑顔」にやりがいを感じます。

《Q》今後の目標を教えてください。

この地域には互いに寄り添い合える「人」がいて「場所」がある。
「食」「健康」を楽しく学び、心と身体をつくる『あったかい居場所』にしたいと思います。

◆リビング 一般社団法人 スマイルキッズ
【Information】
開催日:不定期
費用:無料
場所:市内公共施設 ほか県内各所
問合先:一般社団法人スマイルキッズ 本部・福島
【電話】080-1710-0160

《Q》子ども食堂をやろうと思ったきっかけはなんですか?

当事者となる親同士、子ども同士を繋げる場の必要性を感じていたことがきっかけです。私たちは「子ども食堂」というより「当事者同士の居場所」という認識で活動を行っています。

《Q》子ども食堂をやってみて、どんなことを感じますか?

親も子も、当事者同士だから分かり合える。
「そうだよね」「あるある!」その言葉が心の孤立を防いでいると実感しています。
子どもたちにとって「心の居場所」になっていて、親子が笑顔で帰る姿を見てやりがいを感じホッとします。

《Q》今後の目標を教えてください。

当事者同士の居場所を提供し、心の孤立を無くすことです。
「見えない家庭を見える家庭に」をモットーに、対象世帯の親と子どもが笑顔で過ごせるための応援団として寄り添い続けます。

【子育て支援CSO物価高騰対応支援金】
子ども食堂を開催するにあたり、佐賀県からの補助金もあります。
詳しくは、佐賀県のホームページよりご確認ください。